ラオス焼畑斜面における土壌侵食の現状 (農業土木学会要旨)



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.742-743 , 2006

発表番号 7-39

The Present state of soil erosion at shifting cultivation sloping land in Lao

Kotera Takashi [Graduate School of Agriculture, Hokkaido University]
Kashiwagi Junichi [Graduate School of Agriculture, Hokkaido University]
Hasegawa Shuichi [Graduate School of Agriculture, Hokkaido University]
Yamamoto Yukiyo [JIRCAS]

ラオス焼畑斜面における土壌侵食の現状

○小寺 敬 [北海道大学大学院農学研究科]
柏木 淳一 [北海道大学大学院農学研究科]
長谷川 周一 [北海道大学大学院農学研究科]
山本 由紀代 [(独)国際農林水産業研究センター]

近年ラオスでは焼畑の休閑期間が短縮されているため急速な土壌劣化の進行が懸念される。そこで本研究では焼畑斜面における土壌侵食の現状を調査した。人の手による土壌の撹拌を行っていない3圃場の計7地点において調査を行ったところ,土壌は高い耐侵食性を備えているが斜面部分では土壌侵食が進行していることを確認した。場所によっては許容侵食量を大幅に上回る侵食が発生しており性急な保全対策が望まれる。

Keyword: 土壌侵食, 焼畑, 斜面農地
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