ガラスビーズ充填カラムを通過するフミン酸のコロイド的移行特性:フミン酸分子量,共存イオン種,イオン強度およびpHの影響 (農業土木学会要旨)



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.954-955 , 2006

発表番号 9-19

Colloidal Transport of humic acid through glass beads: Effects of molar weight, ionic species, ionic strength and pH

Yuji Yamashita [Graduate school of life and environmental sicences, Univ. of Tsukuba]
Tadao Tanaka [Nuclear Safety Research Center, Japan Atomic Energy Agency]
Yasuhisa Adachi [Graduate school of life and environmental sicences, Univ. of Tsukuba]

ガラスビーズ充填カラムを通過するフミン酸のコロイド的移行特性:フミン酸分子量,共存イオン種,イオン強度およびpHの影響

○山下 祐司 [筑波大学・大学院生命環境科学研究科]
田中 忠夫 [日本原子力研究開発機構安全研究センター]
足立 泰久 [筑波大学・大学院生命環境科学研究科]

フミン酸が濾過や閉塞等のコロイド的な移行挙動を示す条件を把握することを目的として,HA分子量・イオン強度・pHをパラメータに,ガラスビーズ充填カラムへフミン酸を注入し,流出傾向を測定した.その結果,Na溶液系では0.1 M以上で,Ca溶液系では10−3 M以上でフミン酸の濾過が確認された.また,Ca共存下では,10−3 Mオーダーでの塩濃度の増加により,閉塞が生じた.これらの結果は,Shulze−Hardy則にしたがうものであると判断される.

Keyword: フミン酸, コロイド, カラム実験
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