一時的水域で繁殖する魚類の移動・分散に関する研究−東京都日野市の向島用水を事例として− (農業土木学会要旨)



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.84-85 , 2006

発表番号 企画12-02

Research on migration and dispersal of fish that reproduce in temporary water area

NISHIDA Kazuya [United Graduate School of Agriculture, Tokyo Univ. of Agri. and Tech. ]
FUJII Chiharu [Ecosystem Conservation Society, Japan]
SENGA Yutaro [United Graduate School of Agriculture, Tokyo Univ. of Agri. and Tech. ]

一時的水域で繁殖する魚類の移動・分散に関する研究−東京都日野市の向島用水を事例として−

○西田 一也 [東京農工大学大学院連合農学研究科]
藤井 千晴 [(財)日本生態系協会]
千賀 裕太郎 [東京農工大学大学院連合農学研究科]

本研究では、水田等の一時的水域を繁殖の場とするドジョウなどの魚類の一時的水域への繁殖のための移動および一時的水域からの分散の範囲を、魚類を再採捕することにより把握した。その結果、一時的水域との接続地点からドジョウは100〜300m、タモロコは300〜500mの範囲内を移動・分散しており、この範囲内に両種の生息に適した水路環境を保全・復元することがそれぞれの個体群存続に重要であると考えられた。

Keyword: 魚類, 移動・分散, 農業水路
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