塩水灌漑条件下における耐塩性植物の蒸発散特性について (農業農村工学会要旨)



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.178-179 , 2008

発表番号 [1-22]

Evapotranspiration characteristic of salt tolerant plant under saline water irrigation

Moritani Shigeoki [Arid land research center, Tottori University ]
Yamamoto Tahei [Arid land research center, Tottori University ]
Tanaka Satoshi [Arid land research center, Tottori University ]
Inoue Mitsuhiro [Arid land research center, Tottori University ]

塩水灌漑条件下における耐塩性植物の蒸発散特性について

○森谷 慈宙 [鳥取大学乾燥地研究センター]
山本 太平 [鳥取大学乾燥地研究センター]
田中 聡 [鳥取大学乾燥地研究センター]
井上 光弘 [鳥取大学乾燥地研究センター]

本研究では, 塩水灌漑条件下で芝, 常緑キリンソウ, タイトゴメを生育させ, 耐塩性について評価を行った. その結果, 以下のことが分かった. (1)常緑キリンソウ及びタイトゴメの場合, 土壌水の水ポテンシャルの低下に伴って蒸発散比が急激に低下した. (2)タイトゴメの場合, 灌漑水濃度の増加に伴った収量の低下は見られなかった. (3)以上のことから, セダムでは芝に比べて水ポテンシャルが低下するとすぐに気孔が閉鎖し, 蒸散活動が低下した. このため, 植物体内への塩類の流入を防ぎ, 芝よりも高い耐塩性機構を有するものと思われる.

Keyword: 耐塩性植物, 土壌水ポテンシャル, 蒸発散特性
GET PDF=08/08001-22.pdf



(C) JSIDRE

JSIDRE search system: Produced by mizo (1998.10.15) Updated by mizo & seki (update history)