カンボジアにおける水路整備による水田灌漑の変化 (農業農村工学会要旨)



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.188-189 , 2008

発表番号 [1-27]

Change of paddy field irrigation by canal rehabilitation in Cambodia

Tomosho Tatsumi [National Institute for Rural Engineering, NARO]
Yamashita Tadashi [National Institute for Rural Engineering, NARO]
Ikeura Hiroshi [The Japanese Institute of Irrigation and Drainage]

カンボジアにおける水路整備による水田灌漑の変化

○友正 達美 [(独)農研機構・農村工学研究所]
山下 正 [(独)農研機構・農村工学研究所]
池浦 弘 [(財)日本水土総合研究所]

カンボジアの水田地域において、末端水路を含む水路の整備を行なった場合の、農民の灌漑方法と水利慣行の変化を、現地調査に基づいて検討した。2003年の末端水路の新設は、田越し灌漑の短所を回避できる利点があることから農民に受け入れられ、新たな水利慣行が形成された。しかしながら、水路からの引水は田越し灌漑(ポンプ利用を含む)と同様に個人で行う灌漑方法であり、農民による水路の補修労力が利用範囲を制限していた。

Keyword: カンボジア, 灌漑, 水利慣行
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