水質が黄土の臨界凝集濃度に与える影響 (農業農村工学会要旨)



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.496-497 , 2008

発表番号 [5-3]

Effect of water quality on critical coagulation concentration of Yello loess

Nishimura Taku [University of Tokyo]
Suzuki Mitsuo [Tokyo University of Agriculture and Technology]

水質が黄土の臨界凝集濃度に与える影響

○西村 拓 [東京大学大学院農学生命科学研究科]
鈴木 光雄 [東京農工大学大学院農学府]

中国甘粛省武威市で採取した黄土から粘土分を分画し、粘土鉱物分析ならびに臨界凝集濃度の測定を行った。黄土粘土はカオリナイトが主体であった。臨界凝集濃度は、純粋カオリンと比べてかなり低く、SAR=0、∞でそれぞれ0.4、2.9 mmolc/L程度であった。土中に存在する炭酸CaによるpH緩衝能とCaイオン供給があり、SAR=∞の溶液や蒸留水に対して、予想よりも分散し難い傾向を示した。

Keyword: 分散凝集, 炭酸カルシウム, SAR
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