Sr安定同位体による塩性土壌の塩類起源の推定 (農業農村工学会要旨)



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.716-717 , 2009

発表番号 [7-35]

An estimation of origin of salt using Sr isotope in an irrigation district, Adana, Turkey

Kume Takashi [Research Institute for Humanity and Nature]
Nagano Takanori [Research Institute for Humanity and Nature]
Nakano Takanori [Research Institute for Humanity and Nature]
Watanabe Tsugihiro [Research Institute for Humanity and Nature]

Sr安定同位体による塩性土壌の塩類起源の推定

○久米 崇 [総合地球環境学研究所]
長野 宇規 [神戸大学大学院農学研究科]
中野 孝教 [総合地球環境学研究所]
渡邉 紹裕 [総合地球環境学研究所]

本発表ではストロンチウム安定同位対比(Sr比)を用いて灌漑農地における塩類の起源を推定した.その結果,沿岸部周辺の農地では塩水浸入の影響を大きく受けているであろうという仮説に反し,農地における塩類には海水起源のものはほとんど含まれないことが明らかになった.土壌を塩性化させているのは灌漑水中に含まれる塩類と土壌自体が風化した際に放出した塩類であることがほぼ確定された.

Keyword: 地球環境, 水環境, 環境影響評価
GET PDF=09/09007-35.pdf



(C) JSIDRE

JSIDRE search system: Produced by mizo (1998.10.15) Updated by mizo & seki (update history)