籾殻暗渠による塩害発生水田の除塩 ‐数値実験による検討‐ (農業農村工学会要旨)



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.350-351 , 2009

発表番号 [3-15(P)]

Desalinization of a salt affected paddy field using Rice Husks Underdrainage System ‐A Examination using numerical model−

Takeshita Naoyuki [Graduate School of Agriculture,Tottori University]
Inosako Koji [Faculty of Agriculture,Tottori University]

籾殻暗渠による塩害発生水田の除塩 ‐数値実験による検討‐

○竹下 尚志 [鳥取大学大学院農学研究科]
猪迫 耕二 [鳥取大学農学部]

本研究では,籾殻暗渠による除塩過程を明らかにすることを目的とし,飽和−不飽和浸透理論に基づく数理モデルを用いた数値実験を行った.埴土において24時間湛水した後に排水を開始する条件とした.計算の結果,排水開始とほぼ同時に塩濃度の高い土壌水が流出した.このことから籾殻暗渠では初期湛水による除塩の効果が大きいことが明らかとなった.また,土壌水は籾殻暗渠内の底部に沿って移動することが示された.

Keyword: HYDRUS, 水分移動, 溶質移動
GET PDF=09/09P03-15.pdf



(C) JSIDRE

JSIDRE search system: Produced by mizo (1998.10.15) Updated by mizo & seki (update history)