化学的擾乱による砂充填カラムからのフミン酸吸着カオリナイト粒子の剥離に対する考察 (農業農村工学会要旨)



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.134-135 , 2010

発表番号 [1-14]

Release of kaolinite particles coated with humic acid from sand column by chemical perturbation

SHIRATORI Katsuya [Graduate School of Life and Environmental Science, University of Tsukuba]
ADACHI Yasuhisa [Graduate School of Life and Environmental Science, University of Tsukuba]

化学的擾乱による砂充填カラムからのフミン酸吸着カオリナイト粒子の剥離に対する考察

○白鳥 克哉 [筑波大学大学院生命環境科学研究科]
足立 泰久 [筑波大学大学院生命環境科学研究科]

化学的擾乱による砂充填カラムからのフミン酸吸着カオリナイト粒子の剥離挙動をカオリナイト粒子単体の場合と比較した。イオン強度の低下に比べてpH上昇の方が誘発する粒子剥離量が多かった。また、捕捉過程のpH・フミン酸吸着の有無にかかわらずフミン酸吸着粒子の方が化学的擾乱による剥離量は少なかった。これはフミン酸吸着粒子の方が砂表面との反発力が強く機械的に捕捉される粒子の割合が多くなるためと考えられる。

Keyword: コロイド・粘土, 溶質移動, 土壌の物理化学的性質
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