灌漑主体流域を対象とした気候変動下における農業水利用の変化予測 (農業農村工学会要旨)



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.260-261 , 2010

発表番号 [2-28]

Future Projection of Agricultural Water Use under Climate Change in an Irrigation Dominant River Basin

Kudo Ryoji [National institute for rural engineering]
Masumoto Takao [National institute for rural engineering]
Yoshida Takeo [National institute for rural engineering]
Horikawa Naoki [National institute for rural engineering]

灌漑主体流域を対象とした気候変動下における農業水利用の変化予測

○工藤 亮治 [農村工学研究所]
増本 隆夫 [農村工学研究所]
吉田 武郎 [農村工学研究所]
堀川 直紀 [農村工学研究所]

これまで開発してきた農地水利用を考慮した分布型水循環モデルおよび全球気候モデルによる温暖化予測実験結果を利用し,気候変動が農業水利用に与える影響予測を行った.その結果,河川流況の変化のみではなく,融雪流出の減少により代かき期の取水量が減少すること,代かき日数の年ごとのばらつきが大きくなること,少雨年の水田作付面積が現在よりも減少することなど,農業水利用に対して具体的な影響評価が行えることを示した.

Keyword: 温暖化影響評価, 農地水利用, 分布型水循環モデル
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