水田灌漑地区における減水深の空間的変化 -茨城県福岡堰川又地区を対象として- (農業農村工学会要旨)



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.480-481 , 2010

発表番号 [5-01]

Spatial variation of water requirement rate in paddy irrigation area - Case study in Fukuoka-zeki district, Ibaraki prefecture -

Endo Chiharu [College of Agrobiological Resource Sciences, University of Tsukuba]
Satoh Masayoshi [Graduate School of Life and Environmental Sciences, University of Tsukuba]
Taniguchi Tomoyuki [Graduate School of Life and Environmental Sciences, University of Tsukuba]

水田灌漑地区における減水深の空間的変化 -茨城県福岡堰川又地区を対象として-

遠藤 千春 [筑波大学生物資源学類]
佐藤 政良 [筑波大学生命環境科学研究科]
○谷口 智之 [筑波大学生命環境科学研究科]

本研究では,水田必要水量を正確に求めるための基礎として,同一の減水深タイプとみなされる狭い範囲における減水深の空間的ばらつきを検討した.その結果,同一地区内においても減水深は大きくばらつき,それには隣接水田間での畦畔を通じた水移動が影響していることが示唆された.また,減水深は農家がどの程度畦畔管理を行うかによっても変化するため,必ずしも物理的要因だけでは決定できず,空間的にばらつくと考えられる.

Keyword: 減水深, 用水管理, 水田灌漑
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