椋梨川流域におけるため池群の洪水軽減効果 (農業農村工学会要旨)



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.280-281 , 2010

発表番号 [2-38(P)]

The flood peak reduction by irrigation ponds group in Mukunashi-gawa Basin

FUKUMOTO Masato [National Institute for Rural Engineering, NARO]
OGAWA Shigeo [National Institute for Rural Engineering, NARO]
YOSHISAKO Hiroshi [National Institute for Rural Engineering, NARO]

椋梨川流域におけるため池群の洪水軽減効果

福本 昌人 [農研機構農村工学研究所]
小川 茂男 [農研機構農村工学研究所]
○吉迫 宏 [農研機構農村工学研究所]

広島県東広島市の椋梨川流域ため池群において、ため池貯水位の現地観測を行った。水稲作付面積の大幅な減少に伴い、梅雨入り前のため池貯水率は少雨年でも60%と余裕があることを明らかにした。広域洪水流出モデルで求めた河川ピーク水位を指標として、ため池用水利用状況の変化に伴う洪水軽減効果の現況を評価した。この結果、ため池群による洪水軽減効果は水稲作付面積の減少前と比較して後退していることを明らかにした。

Keyword: 洪水流出, ため池, 用水管理
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