パッチ状樹林地におけるニホンリスの環境利用 (農業農村工学会要旨)



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.104-105 , 2011

発表番号 [1-08]

Habitat use of Japanese squirrel in patchy woodland landscape

Harashina Koji [Faculty of Agriculture]
Goto Masafumi [Graduate School of Agriculture, Iwate University]

パッチ状樹林地におけるニホンリスの環境利用

○原科幸爾 [岩手大学農学部]
後藤雅文 [岩手大学大学院農学研究科]

岩手県南部の胆沢扇状地を対象として,パッチ状樹林地におけるニホンリスの利用分布を調査した結果,178箇所中108箇所で利用が確認された。つぎに,樹林地利用の有無を規定する環境要因を検討し,これらを用いて,リスの樹林地利用予測モデルを作成したところ,クルミの有無,樹林地面積,最近接樹林地までの距離の3つが説明変数として選択された。追加調査によって精度検証を行った結果,予測的中率は79.3%であった。

Keyword: 生態系, 農村景観, 生息地の連結性
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