手取川流域における降水と山頂渓流の水質動態 (農業農村工学会要旨)



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.210-211 , 2011

発表番号 [2-15]

The Water Quality of Rainfall and Stream Flow from Mountaintop in the Tedori River basin

hayase_yoshio [Ishikawa prefectual university]

手取川流域における降水と山頂渓流の水質動態

○早瀬吉雄 [石川県立大学]

手取川沿いに標高600m区間の新雪を分析した結果,濃度は上空の流跡高度,可降水量と関係し,全国酸性雨調査結果に近い値であった。山頂(標高2450m)の雨水T-N値は,雨雲の流跡と関係し, 0.13〜0.50mg/Lである。雨水中のNH4-N,NO3-Nは山腹土壌や草木に吸収されるため,渓流の上流端ではいずれも小さく,下流側では,林相の増加に伴って森林からNO3-N,有機態窒素が流入して増えていくことが分かった。

Keyword: 手取川, 降雪水質, 窒素動態
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