有明海奥部における貧酸素水塊の形成機構について (農業農村工学会要旨)



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.282-283 , 2011

発表番号 [2-51]

Formation Mechanism of Hypoxic Water in the Interior Parts of Ariake Sea

SEGUCHI Masahiro [Saga University]
KORIYAMA Masumi [Faculty of Agriculture, Saga University]
ISHITANI Tetsuhiro [Graduate School of Agricultural Science,Saga University]

有明海奥部における貧酸素水塊の形成機構について

瀬口 昌洋 [佐賀大学]
郡山 益実 [佐賀大学農学部]
○石谷 哲寛 [佐賀大学大学院農学研究科]

夏季の有明海奥部における貧酸素水塊について,現地観測データを基に検討・考察した結果,貧酸素水塊は,底質の含泥率やCODが高く,底層の酸素消費量が大きい西岸域において頻発していた.また鉛直拡散係数KZは常に底層の貧酸素化を解消する方向に,逆に底層の生化学的酸素消費速度Rは常に底層の貧酸素化を進める方向に作用したが,感度解析の結果,底層の貧酸素化に最も強く影響する要因はRであることが明らかになった.

Keyword: 有明海, 貧酸素水塊, 2層ボックスモデル
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