統計的ダウンスケーリング手法によるGCM予測値の土壌水分・熱動態予測への適用 (農業農村工学会要旨)



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.300-301 , 2011

発表番号 [3-06]

Predicting Soil Moisture and Temperature Profile with Statistically Downscaled GCM Projections

Kato Chihiro [University of Tokyo]
Nishimura Taku [University of Tokyo]
Imoto Hiromi [University of Tokyo]
Miyazaki Tsuyoshi [University of Tokyo]

統計的ダウンスケーリング手法によるGCM予測値の土壌水分・熱動態予測への適用

○加藤 千尋 [東京大学大学院農学生命科学研究科]
西村 拓 [東京大学大学院農学生命科学研究科]
井本 博美 [東京大学大学院農学生命科学研究科]
宮崎 毅 [東京大学大学院農学生命科学研究科]

GCM予測値を統計的ダウンスケーリングし、土壌中の水・熱移動シミュレーションに適用した。西東京では気温上昇に加え、降雨量が増加する6月は土壌水分量が増加する一方で領域外への流出量も増加すること、降雨量が減少する9月は地表面の乾燥が促進され、地温上昇は比較的浅い位置で緩和されることが予測された。GCM予測値と土壌の水分・移動特性を用い、気候変動による土壌水分・熱動態の変化を詳細に検討できることが示された。

Keyword: 統計的ダウンスケーリング, SRES A1Bシナリオ, 不飽和土壌中水・熱移動シミュレーション
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