ラオス北部焼畑地域における土壌水分の変動特性について (農業農村工学会要旨)



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.304-305 , 2011

発表番号 [3-08]

The study of soil moisture change under the slash-and-burn cultivation in northern Laos

Kashiwagi Junichi [Graduate school of Agriculture, Hokkaido University]
Tanahashi Maiko [Graduate school of Agriculture, Hokkaido University]
Fijihara Yoichi [Japan International Reserch Center for Agriculture Science]
Hasegawa Shuichi [Graduate school of Agriculture, Hokkaido University]

ラオス北部焼畑地域における土壌水分の変動特性について

○柏木淳一 [北海道大学大学院農学研究院]
棚橋麻衣子 [北海道大学大学院農学研究院]
藤原洋一 [国際農林業研究センター]
長谷川周一 [北海道大学大学院農学研究院]

ラオス北部山岳地域では、短期休閑短期耕作の焼畑形態が行われており、水食による土壌劣化が進行している。その対策として養水分の受け皿としての天水田を斜面下方に造成した。2カ年に渡りTDR土壌水分計を用いた土壌水分のモニタリング結果から、天水田における高収量は、流入水を捕捉し高水分状態が維持されることが一因であると考察された。さらに流域斜面が休閑になると、乾燥ストレスの頻度が高まることが明らかになった。

Keyword: 焼畑, 土壌水分モニタリング, ラオス
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