過疎集落の消滅による防災関連支出の増加 (農業農村工学会要旨)



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp., 2012

発表番号 [1-7]

Increase of Expenditure for Disaster Prevention by Extinction of Upstream Villages

HAYASHI_Naoki [Socio-economic Research Center, Central Research Institute of Electric Power Industry]

過疎集落の消滅による防災関連支出の増加

○林 直樹 [電力中央研究所・社会経済研究所]

農村の洪水防止機能などに注目して,集落消滅の影響を試算した。山間農業地域の1集落が消滅すると,洪水防止機能の評価額が16.7万円減少する(年間)。これは防災関連支出(治水ダムの建設費など)が16.7万円増加することを意味する。また,二酸化炭素吸収機能の評価額も126.8万円減少する。集落消滅によって,防災関連支出は増加するが,金額をみるかぎり,現在の予算でも対応できることが示唆された。

Keyword: 土地利用計画, 中山間地域, 多面的機能
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