水田地帯におけるスナヤツメの生息環境 (農業農村工学会要旨)



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp., 2012

発表番号 [2-8]

Habitat requirements for conservation of Lethenteron reissneri in the paddy field

Ito Kengo [Faculty of Applied Biological Science,Gifu University]
Ikeda Meiko [Field Science Center, Gifu University]
Senge Masateru [Faculty of Applied Biological Science,Gifu University]

水田地帯におけるスナヤツメの生息環境

○伊藤 健吾 [岐阜大学応用生物科学部]
池田 明子 [岐阜大学フィールド科学センター]
千家 正照 [岐阜大学応用生物科学部]

本研究では、水田地帯においてスナヤツメの保全に必要な環境について検討した。その結果、本種は上流域に産卵の場があり、その付近に幼体の退避場所となる緩流域が存在するごく限られた水路にしか生息していなかった。幼体は順次水路を流下するが、上流部に留まった小さな個体群が生態遡上を促す可能性も指摘されていることから、本種の保全にはこのような生活史を考慮した環境を整えることが重要であると思われる。

Keyword: 生態系, 環境保全, スナヤツメ
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