ラオスにおける水稲収量向上のための水利用上の課題 (農業農村工学会要旨)



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp., 2012

発表番号 [3-23]

The Subjects on Water Use to Increase Lowland Rice Yield in Lao PDR

Ikeura Hiroshi [Japan International Research Center for Agricultural Sciences]
Sinxay Vongphachanh [Faculty of Engineering, National University of Laos]
Sengthong Phonchanmixay [National Agriculture and Forestry Research Institute, Lao PDR]
Khansawanh Sisopha [Department of Irrigation, Ministry of Agriculture and Forestry, Lao PDR)]

ラオスにおける水稲収量向上のための水利用上の課題

○池浦 弘 [独立行政法人国際農林水産業研究センター]
シンサイ ボンパチャン [ラオス国立大学工学部]
セントン ポンチャンミサイ [ラオス国家農林研究所]
カンサバン シソパ [ラオス農林省灌漑局]

ラオスの水稲収量向上のための課題について検討した。雨季水稲作の苗代、代掻き、移植等は雨季の初めに行われており、この時期の必要水量を賄い適期移植を行うことが水稲収量を向上する上での課題と言える。既存の水利施設は受益者により維持管理が行われていたが、計画的な配水・管理は行われておらず、貯留水は常時放流されていた。水稲収量向上のためには、乾季の間の貯水と雨季の初めの効率的な集水・配水が必要である。

Keyword: 水稲収量向上, 適期作付け, 水資源の効率的利用
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