土中二酸化炭素濃度と塩の溶解・移動・集積に関する研究 (農業農村工学会要旨)



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp., 2012

発表番号 [5-9]

Soil Carbon Dioxide Concentration and Migration and Accumulation of Dissolved Salts

Yoshino_Akari [University of Tokyo]
Imoto Hiromi [University of Tokyo]
Nishimura Taku [University of Tokyo]
Miyazaki Tsuyoshi [Professor Emeritus, University of Tokyo]

土中二酸化炭素濃度と塩の溶解・移動・集積に関する研究

○吉野亜香利 [東京大学]
井本博美 [東京大学]
西村 拓 [東京大学]
宮崎 毅 [東京大学名誉教授]

炭酸Caを混入した非塩類土,Na化土を用いて土中CO2濃度の変化が塩の移動・集積に与える影響を実験的に検討した.カラム蒸発実験中,土中CO2濃度の上昇に伴って見かけの土壌EC値が上昇したが,特定の陽イオンの集積は見られなかった.また,Na化土では非塩類度土と比較して炭酸塩が表面近傍に多く集積した.これは,炭酸Caの溶解で生じたCaイオンがNaイオンと交換した結果,溶解度の高い炭酸Na塩が生成したためと考えられる.

Keyword: 塩類集積, 二酸化炭素, 炭酸塩
GET PDF=12/12005-09.pdf



(C) JSIDRE

JSIDRE search system: Produced by mizo (1998.10.15) Updated by mizo & seki (update history)