水田土壌の違いが浮遊土砂流出量に及ぼす影響 (農業農村工学会要旨)



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp., 2012

発表番号 [5-27]

Effect of paddy soil characteristics on suspended sediment runoff from paddy fields

Sunaga Yoshiaki [Graduate school of Agriculture, Utsunomiya University]
Matsui Hiroyuki [Faculty of Agriculture, Utsunomiya University]

水田土壌の違いが浮遊土砂流出量に及ぼす影響

○須永吉昭 [宇都宮大学大学院農学研究科]
松井宏之 [宇都宮大学農学部]

本研究では、宇都宮市と石垣市の水田群を対象とし、浮遊土砂量の収支の観測を行い、以下のことを明らかにした。1)両地区を比べると、石垣の方が、同一流量に対する浮遊土砂流出量が多くなりやすく、その流出水には細粒分が多い。2)水田土壌の違いが沈降のしやすさに与える影響は少ない。3)石垣の水田土壌は宇都宮に比べて再懸濁しやすい。4)再懸濁は掃流力が大きい水尻付近で多く生じている可能性が高い。

Keyword: 浮遊土砂, 再懸濁, 土壌流出
GET PDF=12/12005-27.pdf



(C) JSIDRE

JSIDRE search system: Produced by mizo (1998.10.15) Updated by mizo & seki (update history)