台地流域における鉛直・水平スケールとピーク流出特性の関係 (農業農村工学会要旨)



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp., 2012

発表番号 [6-9]

The effect of horizontal and vertical length scales of terrace catchments on peak runoff characteristics

HIDEKI TSUJI [Graduate School of Agric. and Life Sciences, The Univ. of Tokyo]
SHO SHIOZAWA [Graduate School of Agric. and Life Sciences, The Univ. of Tokyo]
SHUICHIRO YOSHIDA [Graduate School of Agric. and Life Sciences, The Univ. of Tokyo]
KAZUHIRO NISHIDA [Graduate School of Agric. and Life Sciences, The Univ. of Tokyo]

台地流域における鉛直・水平スケールとピーク流出特性の関係

○辻 英樹 [東京大学大学院農学生命科学研究科]
塩沢 昌 [東京大学大学院農学生命科学研究科]
吉田 修一郎 [東京大学大学院農学生命科学研究科]
西田 和弘 [東京大学大学院農学生命科学研究科]

飽和・不飽和流の物理則に基づく数値実験を行い, 台地流域における鉛直・水平方向のスケールとピーク流出時における流域の降雨流出特性の関係を明らかにした.その結果, 鉛直スケールを拡大した場合に比べて水平スケールを拡大した場合の方がピーク流出高は小さく,ピーク流出高の発生時刻は早くなった. これは, 鉛直スケールに比べて水平スケールが大きいほど台地流域におけるピーク流出の緩和効果が大きいことを表している.

Keyword: 流域スケール, 降雨流出特性, ピーク流量
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