電気探査および弾性波探査によるため池堤体の塩水分布の推定 (農業農村工学会要旨)



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp., 2012

発表番号 [7-7]

Estimation of the distribution of salt water in the embankment of irrigation tank using electric and elastic wave exploration

YAMAMOTO_KIYOHITO [Faculty of Agriculture, Iwate University]
KOBAYASHI_AKIRA [Faculty of Environmental and Urban Engineering, Kansai University]

電気探査および弾性波探査によるため池堤体の塩水分布の推定

○山本 清仁 [岩手大学農学部]
小林 晃 [関西大学環境都市工学部]

津波が越流したとされる岩手県陸前高田市広田町のため池堤体において,2011年10月29日と11月29日の計2回,簡易的な電気探査と弾性波探査を行った.電気探査では見かけ比抵抗の分布図を得た.弾性波探査では反射の強度を示す相対パワーの分布図を得た.その結果,時間の経過とともに堤体内の塩分濃度は減少し,また,堤体内の塩分濃度が高い領域は,地下水面より上あるいは地下水面近傍に存在していると推定された.

Keyword: ため池, 比抵抗, 弾性波
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