流域圏における震災復興に向けた木材資源供給可能性の評価 (農業農村工学会要旨)



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp., 2012

発表番号 [7-35(P)]

Evaluation of wood resource potential in watershed toward earthquake disaster reconstruction

HARASHINA Koji [Faculty of Agriculture, Iwate University]
MATSUNO Akira [Kaminoyama City]

流域圏における震災復興に向けた木材資源供給可能性の評価

○原科幸爾 [岩手大学農学部]
松野晃 [上山市]

岩手県陸前高田市における震災復興にむけた流域内の木材資源供給可能性評価を行った。気仙川流域内の住田町を対象として,森林GISと実測調査およびヒアリングから年ごとの木材資源供給量を算出し,被災家屋再建のための木材需要と比較したところ,約3年間で被災家屋分の建築材を供給できることが分かった。一方で,既存の流通体系や沿岸部の製材所の被災が,地元材活用の障害となっている実態が明らかになった。

Keyword: 震災復興, 木質資源, 流域
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