放射性物質に汚染された農地における土壌固化剤を用いた表土剥ぎ取り技術の開発 (農業農村工学会要旨)



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp., 2012

発表番号 [8-8]

Development of Surface Soil Peeling Technology Using a Soil Solidification Agent on farmland Contaminated by Radioactive Substances

WAKASUGI Kousuke [National Institute for Rural Engineering]
HARAGUCHI Noburo [National Institute for Rural Engineering]
ZUKEMURA Chika [National Institute for Rural Engineering]
KITAGAWA Iwao [National Institute for Rural Engineering]

放射性物質に汚染された農地における土壌固化剤を用いた表土剥ぎ取り技術の開発

○若杉 晃介 [(独)農業・食品産業技術総合研究機構 農村工学研究所]
原口 暢朗 [(独)農業・食品産業技術総合研究機構]
瑞慶村 知佳 [(独)農業・食品産業技術総合研究機構]
北川 巌 [(独)農業・食品産業技術総合研究機構 農村工学研究所]

東京電力福島第1原発の事故に伴い、広範囲にわたる農地が放射性物質により汚染された。高濃度に汚染された農地では表土の剥ぎ取りが有効とされるが、一般的な建設機械では、処理土量の増加や施工費の増大、取り残しの発生などが懸念される。そこで、土壌固化剤を用いて汚染土壌層を固化し、油圧ショベルの操作方法やバケットを改良することで、目標とする剥ぎ取り厚さに制御でき、かつ安全・確実に剥ぎ取る工法を開発した。

Keyword: 東日本大震災, 放射性物質汚染, 農地の除染
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