サロベツ湿原における流路が流出と炭素収支に及ぼす影響 (農業農村工学会要旨)



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp., 2012

発表番号 [8-17]

Influence of Drain Ditch to the Discharge and Carbon Balance in Sarobetsu Mire

TAKECHI Ryohei [Graduate School of Agriculture, Hokkaido University]
INOUE Takashi [Research Faculty of Agriculture, Hokkaido University ]
TAKADA Masayuki [Faculty of Humanity and Environment, Hosei University]

サロベツ湿原における流路が流出と炭素収支に及ぼす影響

○武地遼平 [北海道大学大学院農学院]
井上 京 [北海道大学大学院農学研究院]
高田雅之 [法政大学人間環境学部]

本報告では,サロベツ湿原の降雨,流路流出および溶存態炭素の挙動に着目し,高位泥炭地における流路が流出と炭素収支に及ぼす影響について考察した。流路流出は集水域内の降雨の約4割を流出させていた。流出水の溶存有機炭素濃度は平均19.6 mg/lで,湿原地下水位が低下するほど濃度が高くなる傾向が見られた。流路流出の負荷は年間5.27 gC/m2/yで,サロベツ湿原の正味の炭素収支の約11%を放出していた。

Keyword: 水環境, 物質循環,
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