熱帯泥炭地の再湛水に伴うCH4及びCO2放出速度の測定 (農業農村工学会要旨)



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp., 2012

発表番号 [8-19]

CH4 and CO2 Emissions as Reflooding condition in Tropical Peatland

SUZUKI Yusuke [Graduate school of Agriculture, Utsunomiya University]
OSAWA Kazutoshi [Faculty of Agriculture, Utsunomiya University]
NAGANO Toshihide [Faculty of Agriculture Utsunomiya University]
ISHIDA Tomoyasu [Faculty of Agriculture Utsunomiya University]

熱帯泥炭地の再湛水に伴うCH4及びCO2放出速度の測定

○鈴木 優輔 [宇都宮大学大学院農学研究科]
大澤 和敏 [宇都宮大学農学部]
長野 敏英 [宇都宮大学農学部]
石田 朋靖 [宇都宮大学農学部]

タイ国南部のオイルパーム園において,農地開発された泥炭地と再湛水化された泥炭湿地から発生するCH4とCO2の放出速度を測定し比較した.その結果,泥炭地及び泥炭湿地から発生する温室効果ガスの大きな割合を占めているのはCO2であり,CH4の寄与は小さかった.また,泥炭地を再湛水化することで,7.59tC/ha/yrの温室効果ガス放出が削減可能であり,湿地への復元が有用であることが示唆された.

Keyword: 物質循環, 温室効果ガス, 熱帯泥炭地
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