超音波多層流向流速計を用いた農業水路におけるマイクロハビタット調査 (農業農村工学会要旨)



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.414-415 , 2015

発表番号 [4-08]

Microhabitat survey using an acoustic Doppler current profiler in an agricultural canal

FUKUDA Shinji[Institute of Agriculture, Tokyo University of Agriculture and Technology]・OHIRA Mitsuru[Institute of Agriculture, Tokyo University of Agriculture and Technology]

超音波多層流向流速計を用いた農業水路におけるマイクロハビタット調査

福田 信二[東京農工大学大学院農学研究院 ]・大平 充[東京農工大学大学院農学研究院 ]

本研究では,特徴の異なる農業用水路において,2次元水理モデルと生息場モデルを統合し,メダカを対象とする生態水理解析を行った.その際,生息環境の質の評価には平均生息場適性値,空間的多様性の評価には情報量エントロピーを計算することで,生息場の質と多様性の両面から生息環境を評価した.結果として,土水路が比較的好適な環境を有し,流量の増大に対しても安定的に良好な生息環境を提供していることが明らかになった.

Keyword: 生態系, 水利システムの計測・管理・制御, 環境保全
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.432-433 , 2014

発表番号 [4-08]

Tomato cultivation experiment in rainwater harvesting farmland with underlying hydrophobic sand layer

Taomoto Akira・Tomiyama Morio・John Stephen ・Unami Koichi・
[Advanced Technology Research Laboratory, Panasonic Corporation・Graduate School of Agriculture, Kyoto University]

撥水砂を利用した雨水ハーベスト農場によるトマト栽培実験

田尾本 昭・富山 盛央・ジョン ステファン・宇波 耕一
[パナソニック(株)先端技術研究所・京都大学大学院農学研究科]

撥水砂を利用した雨水ハーベスト農場において,降水を制限することで,模擬降水の総量をほぼ同一として間隔と強度を変えた条件でトマト栽培実験を行った.雨水収集は模擬降水間隔が大きいほど効率が良くなり,トマト収穫量に反映することが明らかになった.雨水ハーベスト農場は,降水間隔が大きな気候下での補給潅漑農業に展開した際に,効果が大きく表われると期待される.

Keyword: 雨水ハーベスト, 模擬降水, 撥水砂
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp., 2013

発表番号 [4-08(P)]

Sediment Runoff Analysis by GeoWEPP for a Watershed including Land Development Area in Republic of Palau

kudo masashi [Graduate School of Agriculture, Utsunomiya University]
osawa kazutoshi [Faculty of Agriculture, Utsunomiya University]
sato kotaro [Graduate School of Engineering, shibaura Institute of Technology]
kan kazutoshi [College of Engineering, Shibaura Institute of Technology]
ikeda syunsuke [CTI Engineering Co., Ltd]

パラオ共和国での造成地を含む流域におけるGeoWEPPによる土砂流出解析

○工藤将志 [宇都宮大学大学院農学研究科]
大澤和敏 [宇都宮大学農学部]
佐藤航太郎 [芝浦工業大学大学院理工学研究科]
菅 和利 [芝浦工業大学工学部]
池田駿介 [建設技術研究所]

本研究ではパラオ共和国ガリキル川流域南部のイコレンゲス小流域でGeoWEPPによる土砂流出解析を行い,GeoWEPPの適合性を確認し,造成地での土砂生産による流域土砂動態の変化を検討した.その結果,GeoWEPPによる解析結果は良好であり,造成地における顕著な土砂生産を表現可能であった.また,造成地の有無による解析より,流域土砂動態の変化が明らかになった.今後,土地開発シナリオに沿った流域土砂動態の評価が期待できる.

Keyword: 流域土砂動態, 造成地, GeoWEPP
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp., 2012

発表番号 [4-8]

Study on Nesting Techniques for Tidal Flow Simulations in Coastal Waters

Honda Yuri [Gruduate School of Bioresource and Bioenvironmental Sciences, Kyushu University]
Hiramatsu Kazuaki [Faculty of Agriculture, Kyushu University]
Harada Masayoshi [Faculty of Agriculture, Kyushu University]

沿岸浅海域潮流シミュレーションにおけるネスティング計算法の検討

○本田 裕理 [九州大学大学院生物資源環境科学府]
平松 和昭 [九州大学大学院農学研究院]
原田 昌佳 [九州大学大学院農学研究院]

仮想海域と博多湾を対象に,潮流シミュレーションにおけるエリアタイプ・ラインタイプという2つのネスティング計算法に関して検討し,複雑な地形に対応した計算の効率化を図った.その結果,潮流速・干潟の発生において良好な再現性が得られた.今後の研究課題は,再現精度向上のために,ネスティング計算による計算結果を全体の計算結果にフィードバックさせる計算法に関する検討である.

Keyword: 2次元単層モデル, 博多湾, スポンジ領域
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.410-411 , 2011

発表番号 [4-08]

A method of failure analysis for layered rock masses

Nishiyama, Tatsuro [Faculty of Agriculture, Ehime University]
Hasegawa, Takashi [Professor Emeritus, Kyoto University]

層状岩盤の破壊解析手法の検討

○西山 竜朗 [愛媛大学農学部]
長谷川 高士 [京都大学名誉教授]

ダム基礎岩盤の強度評価の妥当性向上に資する目的の下で,有限要素法による層状岩盤の破壊解析手法に対する検討を行った.岩盤せん断試験を模した石膏模型実験を解析対象とし,破壊過程における局所破壊を界面内蔵有限要素を用いて表現しつつ,層状構造を成す初期不連続面の挙動を二重節点の接触解析により表現した.その結果,計算において,実験に類似した破壊機構およびせん断抵抗が得られた.

Keyword: 岩盤力学, 構造物の設計手法, 数値解析
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.406-407 , 2010

発表番号 [4-08]

A Study of Inside and Outside Deformation by Freezing and Thawing Action in Reinforced Concrete Channel

OGATA Hidehiko [Faculty of Agriculture, Tottori University]
HATTORI Kunio [Faculty of Agriculture, Tottori University]
SUTO Masashi [Graduate School of Agriculture, Tottori University]
MORITA Masataka [Graduate School of Agriculture, Tottori University]

RC開水路の凍結融解作用による表面・内分変状の一考察

緒方 英彦 [鳥取大学農学部]
服部 九二雄 [鳥取大学農学部]
周藤 将司 [鳥取大学大学院農学研究科]
○森田 匡隆 [鳥取大学大学院農学研究科]

寒冷地におけるRC開水路の側壁の凍害は,表面変状と内部変状に区別される。表面変状と内部変状のひび割れは,現地観察やコア観察により同一壁面においてひび割れの発生方向が異なることが確認されている。本文では,既存のRC開水路を想定した比較的水セメント比の高いnon-AEコンクリートの凍害について検討し,表面変状と内部変状の発生形態が異なることの一考察を行う。

Keyword: 凍害, 乾湿繰返し, ひび割れ
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.408-409 , 2009

発表番号 [4-8]

Numerical Solution of Elliptic-Parabolic Partial Differential Equations

Unami Koichi [Graduate School of Agriculture, Kyoto University]
Toshihiko Kawachi [Graduate School of Agriculture, Kyoto University]
Ishida Kei [Graduate School of Agriculture, Kyoto University]

楕円放物型偏微分方程式の数値解

○宇波 耕一 [京都大学大学院農学研究科]
河地 利彦 [京都大学大学院農学研究科]
石田 桂 [京都大学大学院農学研究科]

確率過程モデルにおいて現れる楕円放物型偏微分方程式のディリクレ問題について数値周期解を得るため,有限要素法と完全陰形式差分法を用いた手法を開発する.有限要素法の重みには,局所ペクレ数にもとづいて定められる風上関数を利用する.この数値解析手法を2つの例題に適用し,それぞれにおいて自明でない解が得られることを示す.また,移流拡散や浸透流などの水理,水文学の諸問題に対する応用についても言及する.

Keyword: 楕円放物型偏微分方程式, 有限要素法, 陰形式差分法
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.414-415 , 2008

発表番号 [4-8]

Fracture Properties of Porous Concrete with Small Size Aggregate

Ishiguro_satoru [Graduate School of Bioresources, Mie University]

小粒径ポーラスコンクリートの破壊特性

○石黒 覚 [三重大学大学院生物資源学研究科]

本研究では粒径0〜10mmの比較的小粒径の骨材を用いてポーラスコンクリートを作製し,その破壊特性を調べるために楔挿入割裂法による破壊試験を実施した。計測した荷重−開口変位の結果から破壊エネルギーや引張軟化曲線などの破壊力学パラメータを算定し,ポーラスコンクリートのひび割れ抵抗性は,単位ペースト量が増加するほど,空隙率が小さいほど,粒径の大きい骨材ほど大きくなることを確認した。

Keyword: コンクリートの性質, 特殊コンクリート,
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.488-489 , 2007

発表番号 (4-8)

Effects of ecosystem conservation works on fishes and frogs in the farmland consolidatedarea

TANOUE Kahori [Taiyo Consultants Co., Ltd]
MIZUTANI masakazu [Utsunomiya Univ]
MATSUZAWA Shinichi [United Graduate School of Agricultural Scienc,Tokyo Univ.of Agri.and Tech]
GOTO Akira [Utsunomiya Univ]

生態系保全型圃場整備が魚類・カエル類の生息に及ぼす効果の検証

○田上 かほり [太陽コンサルタンツ(株)]
水谷 正一 [宇都宮大学]
松澤 真一 [東京農工大学連合大学院]
後藤 章 [宇都宮大学]

2001年の土地改良法改正で圃場整備を行う際、環境との調和へ配慮することが義務化され、栃木県の谷津で生態系保全型圃場整備が実施された。本研究ではこの圃場整備における生態系保全工法の効果検証を目的とした。保全対象種の魚類とカエル類、5種について整備前後の生息状況を調査し比較することで保全工法の効果検証をする。調査結果から、効果があったと考えられる工法もあるが、施工時期等改善が必要な面も示唆された。

Keyword: 生態系保全型圃場整備, 谷津, 魚道
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農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.410-411 , 2006

発表番号 4-8

Economic Evaluation of Food Security Benefit from Farmlands

Terada Kenji [Ministry of Agriculture & Forestry & Fisheries ]
Yoshida Kentaro [University of Tsukuba]

農地が有する食料安全保障機能の経済評価

○寺田 憲治 [農林水産省農村振興局整備部水利整備課]
吉田 謙太郎 [筑波大学大学院システム情報工学研究科]

農地が有する食料安全保障機能に係る便益は,農地の存在そのものに由来するものであり,また受益の及ぶ範囲が国民全体であることから,費用便益分析への汎用性が高いものの,未だ実用的な結果を得られていない。本稿では農地が有する食料安全保障便益機能について,他の代替手段と比較しながら選択型実験を用いて評価を行った。分析の結果,1haの農地を粗放管理した場合の年間便益評価額は約93万円であるという結果を得た。

Keyword: 農地保全, 食料安全保障,
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農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.386-387 , 2005

発表番号 4- 8

Research for interchange between town and country in rural nature restoration

AIGA Hirohisa [National Institute for Rural Engineering]
HASEGAWA Akihiro [Ministry of Agriculture, Forestry and Fisheries]

田園自然再生活動にともなう都市・農村交流の実態解明

○相賀 啓尚 [農業工学研究所]
長谷川 明宏 [農林水産省農村振興局 ]

湿地である水田及び畦畔、水路・ため池等を活用した田園自然再生活動において、都市・農村交流を促進するに当たっての参考とするため、「田園自然再生活動コンクール」への応募者にアンケートを実施し、交流の指標となりうる活動人口と会員数、イベント回数、立地、農地面積、情報等との関係、及び活動の方向性を左右するリーダーの期待と効果に対する意識、今後の取組方針について実態の解明を試みた。

Keyword: 田園自然再生活動, 都市農村交流,
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農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.234-235 , 2004

発表番号 4- 8

The saturated water content as an effective index property of soils

Ikeda Kohichi [Hokkaido Doshitsu Consultant Co.,Ltd.]
Matsumoto Kazumasa [Hokkaido Doshitsu Consultant Co.,Ltd.]
Soma Katsuyuki [Grd. School of Agr., Hokkaido Univ. ]
Onodera Yasuhiro [Civil Engineering Research Institute of Hokkaido]
Nakata Takafumi [Kiso-jiban Consultants Co.,Ltd.]

土のIndex Propertyとしての飽和含水比の有効性

○池田 晃一 [北海道土質コンサルタンツ(株)]
松本 和正 [北海道土質コンサルタンツ(株)]
相馬 尅之 [北海道大学大学院農学研究科]
小野寺 康浩 [北海道開発土木研究所]
中田 隆文 [基礎地盤コンサルタンツ(株)]

乱さない土の飽和含水比WsatはSpecific Pore Volume(Vp/Ms)に相当し、間隙比や間隙率などと同様に土の間隙量に関する物理的性質である。本報告では、このWsatが土の構造単位の素材特性に関係する液性・塑性限界や強熱減量などと明瞭な相関性を示すと共に、構造単位の集合状態に関係する乾燥密度とも明瞭な相関性を示すことから、土の判別分類や圧縮性の推定に用いるIndex Propertyとして有効であることを提案した。

Keyword: 飽和含水比, 塑性, 強熱減量
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農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.(S) 48-(S) 49 , 2004

発表番号 S04- 8

Construction of Water-Saving Society in China―a Pilot Test at Zhangye City

[]

Construction of Water-Saving Society in China―a Pilot Test at Zhangye City

[]

Keyword: , ,
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農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.484-485 , 2003

発表番号 4-8

Microscopic image analysis of sheared gravel soil by X-ray CT

Kiyama Shoichi [Kyoto University]
Aoyama Shieyasu [Kyoto University]

X線CTによる礫混合土のせん断破壊過程の微視的考察

○木山 正一 [京都大学大学院農学研究科]
青山 咸康 [京都大学大学院農学研究科]

礫混合土のせん断に伴う亀裂の進展をCTにより画像診断し,亀裂成長のメカニズムを定量化した.その結果,将来のすべりに関わる不連続な微小亀裂は,空間上に規則的に配置し,その亀裂群の方向がすべり面角度に等しい.発達した亀裂は方向性を持つこと,亀裂の方向と大きさによって,大きな亀裂に成長する微小亀裂とそうでないものの区別ができることがわかった.

Keyword: 土の構造解析, 亀裂の進展,
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農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.394-395 , 2002

発表番号 4-8

Repair and Reinforcement of Concrete Structures for Agriculture

Masaru Tokashiki [National Institute for Rural Engineering]
Isamu Natsuka [National Institute for Rural Engineering]
Tsugio Naoe [National Institute for Rural Engineering]
Mitsuhiro Mori [National Institute for Rural Engineering]

農業用コンクリート構造物の補修・補強に関する事例調査

○渡嘉敷 勝 [(独)農業工学研究所]
長束 勇 [(独)農業工学研究所]
直江 次男 [(独)農業工学研究所]
森 充広 [(独)農業工学研究所]

農業用コンクリート構造物の機能を適正に維持することを目的として実施された補修・補強工法の事例を収集し,整理した。その結果,構造物に生じている変状及びそれに対する工法についての概要が得られた。

Keyword: コンクリート構造物, 補修, 補強
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