干拓水田域における代かき田植期の汚濁負荷流出特性 (農業農村工学会要旨)



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.175-176 , 2023

発表番号 [3-10]

Runoff polution characteristic in the reclaimed paddy field from pudding period to rice-planting season.

Eisuke SAKURAI[The Graduate school of Bioresources, Akita Prefectural University]・Tadashi KONDOH[Akita Prefectural University]・Naoko KONDOH[The Graduate school of Bioresources, Akita Prefectural University]

干拓水田域における代かき田植期の汚濁負荷流出特性

○櫻井 瑛介[秋田県立大学大学院]・近藤 正[秋田県立大学]・近藤 尚子[秋田県立大学大学院]

大規模農業による農業排水流出が八郎湖の富栄養化を引き起こしている。汚濁負荷は特に代かき田植期に多いことが分かっており、八郎湖に面する南部排水機場で排水を高頻度に採水し、連続的な観測での時間変化をもとに汚濁成分の流出特性の解明を試みた。その結果、流出特性としてSSの負荷量は、風速に影響を受けることがわかり、採水時間帯による濃度の変動傾向や採水頻度による実測値や平均値との差について報告する。

Keyword: 干拓地,水田排水,水質, ,
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.359-360 , 2023

発表番号 [5-17]

Basic study on the compression property of tire tips mixed soil-Quantitative evaluation of compressive component by rod-stack model tests-

KIMATA Takashi[Osaka Metropolitan University]・NAKATA Ryo[CTI Engineering Co., Ltd.]・KUDO Yosuke[Osaka Metropolitan University]

タイヤチップ混合土の圧縮特性に関する基礎的研究−積層体模型実験による圧縮成分の定量的評価−

○木全 卓[大阪公立大学大学院]・中田 遼[(株)建設技術研究所]・工藤 庸介[大阪公立大学大学院]

タイヤチップ混合土の圧縮特性を解明するため、ゴム・アルミ積層体の圧縮試験をDIC解析で分析するとともに,全体の圧縮量の予測も行った。その結果,間隙が密になると積層体を構成するゴム棒要素の変形が抑制されることや,変形性粒子の移動に関する付加成分は圧縮がある程度進んでから現れることなどが示された。また,混合土全体の圧縮量についてもここまでに得られている知見で概ねうまく予測できることが示された。

Keyword: 混合土,圧縮特性,積層体模型実験, ,
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.175-176 , 2022

発表番号 [3-10]

Applicability of silicate-based surface penetrants for concreate damaged by abrasion and leaching

○SHIKIJI Taisei[National Institute of Technology, Kagawa College]・TAKAISHI Chiharu[National Institute of Technology, Kagawa College]・HASEGAWA Yuki[National Institute of Technology, Kagawa College]・MATSUMOTO Masayuki[National Institute of Technology, Kagawa College]・HAYASHI Kazuhiko[National Institute of Technology, Kagawa College]

摩耗と溶脱が進行する水路コンクリートにおけるけい酸塩系表面含浸工法の適用性

○敷地 泰成[香川高等専門学校]・高石 地晴[香川高等専門学校]・長谷川 雄基[香川高等専門学校]・松本 将之[香川高等専門学校]・林 和彦[香川高等専門学校]

本研究では、Ca溶脱が進行した水路コンクリート表面における摩耗の進行およびけい酸塩系表面含浸工法の適用性について実験的に検証した。本研究より、溶脱により耐摩耗性は低下することと、コンクリートの単位セメント量が大きい場合には溶脱が生じていても含浸材の改質効果が期待できる可能性が示された。

Keyword: 表面含浸工法,超音波法,サンドブラスト, ,
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.329-330 , 2022

発表番号 [5-17]

Sediment runoff due to land use and agricultural management changes in Ishigaki Island, Japan

○Yuya NAKATANI[Graduate school of regional development and creativity, Utsunomiya university]・Kazutoshi OSAWA[School of agriculture, Utsunomiya university]・Hiroyuk MATSUI[School of agriculture, Utsunomiya university]

石垣島における土地利用や営農形態の変化に伴う土砂流出量の変化

○中谷 祐哉[宇都宮大学大学院]・大澤 和敏[宇都宮大学]・松井 宏之[宇都宮大学]

南西諸島地域では赤土等流出が問題であり、既往研究では石垣島で土地利用や営農形態の変化を考慮した土砂流出の解析を行った。しかし、これは解析のみの結果であるため、実測した結果と照合する必要がある。そこで、石垣島の轟川流域で土砂流出の現地観測を行った。土砂流出量は2006年から2021年で減少傾向であった。また、解析値とともに評価し、土地利用や営農形態の変化が土砂流出の減少に寄与していることを示唆した。

Keyword: 水質,水環境,土壌侵食,土砂流出,土地利用, ,
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.400-401 , 2021

発表番号 [5-17]

A new seismic countermeasure for sluice gate structure with using cables

Shigenaka Ayumi[Water Resouces Engineering Deparment]・Yoshihisa Yasushi[Water Resouces Engineering Deparment]・Hara Takashi[Dept.of Civil Design and Engineering, University of Toyama]・Tatta Naoki[Dept.of Civil Design and Engineering, University of Toyama]

ケーブル制震工法の開発(その2)

○重中 亜由美[水資源機構総合技術センター]・吉久 寧[水資源機構総合技術センター]・原 隆史[富山県立大学]・竜田 尚希[富山県立大学]

ケーブル制震工法の開発(その2)開水路の途中に設置している水門施設のようなトップヘビーな構造物を対象に、従来の耐震対策にはないケーブル制震工法の開発を検討している。本報文は、その一環として水資源機構が管理する調節堰をモデルとして行った実証試験から、既設構造物の安全性の確認状況と実証試験から得られたデータを元に行った解析による効果検証について、昨年の第69回大会講演会に引き続き報告するものである。

Keyword: 施工・工法, 耐震,
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.175-176 , 2020

発表番号 [2-40]

Introduction of Smart Farming in Mountainous Area

Atsushi Yamamoto[Faculty of Agriculture, Kindai University]・Keisuke Asada[Faculty of Agriculture, Kindai University]・Daiki Matsuura[Faculty of Agriculture, Kindai University]・Tsumugu Kusudou[Faculty of Agriculture, Kindai University]・Masaomi Kimura[Faculty of Agriculture, Kindai University]・Yutaka Matsuno[Faculty of Agriculture, Kindai University]

中山間地域におけるスマート農業の展開ー奈良県のカキ栽培でのアシストスーツ導入例ー

山本 純之[近畿大学]・浅田 圭介[近畿大学]・松浦 大輝[近畿大学]・楠堂 紡[近畿大学]・木村 匡臣[近畿大学]・松野 裕[近畿大学]

奈良県五條吉野地域は中山間地域でのカキ栽培が盛んだが,労働力不足が近年問題になっている.本発表ではスマート機器導入によるカキ栽培省力化の取り組みから,アシストスーツに着目し,その効果について報告する.収穫の模擬作業による試験では,アシストスーツの初使用時には作業速度が遅くなるが,操作に習熟すれば非使用時とほぼ同じ速度で作業できることや,作業中に身体負荷軽減効果が発揮されることが定量的に示された.

Keyword: 農村振興, 中山間地域, IT
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.540-541 , 2019

発表番号 [5-17]

Nitrate nitrogen concentration in groundwater and its fluctuation factor in reservoir area of Sunagawa underground dam in Miyakojima Island

Satoshi Ishida[Institute for Rural Engineering, NARO]・Katsushi Shirahata[Institute for Rural Engineering, NARO]・Takeo Tsuchihara[Institute for Rural Engineering, NARO]・Shuhei Yoshimoto[Institute for Rural Engineering, NARO]

宮古島砂川地下ダム貯留域における地下水中の硝酸態窒素濃度とその変動要因

石田 聡[農村工学研究部門]・白旗 克志[農村工学研究部門]・土原 健雄[農村工学研究部門]・吉本 周平[農村工学研究部門]

沖縄県宮古島砂川地下ダム流域において2009年から2018年まで計4回,39箇所の地下水観測孔から深度別に地下水を採取し,硝酸態窒素濃度を測定した。その結果,サンプリング時までの1年間の降水量が大きいほど,流域の硝酸態窒素濃度平均は低くなり,一次近似の決定係数は0.99であった。宮古島の窒素負荷源は近年大きく変化していないことから,硝酸態窒素濃度は降水量に影響されながら変動していると考えられる。

Keyword: 地下水, 水質, 水資源開発・管理
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.426-427 , 2018

発表番号 [5-17]

Estimation of soil moisture distribution in spate irrigation area of Gash Delta, Sudan

Haruya Tanakamaru[Graduate School of Agricultural Science, Kobe University]・Araya Zeray Ghebreamlak[Hamelmalo Agricultural College, Eritrea]・Khalid Ali Eltaib Elamin[Agricultural Research Corporation, Sudan]・Akio Tada[Graduate School of Agricultural Science, Kobe University]・Bashir Mohammed Ahmed Adam[Agricultural Research Corporation, Sudan]

スーダン・ガッシュデルタ洪水灌漑地区における土壌水分分布の推定

田中丸 治哉[神戸大学大学院]・ゲブラムラク アラヤ[ハメルマロ農業大学]・エラミン カリド[スーダン農業研究機構]・多田 明夫[神戸大学大学院]・アハメド アダム バシール[スーダン農業研究機構]

スーダン・ガッシュデルタ洪水灌漑地区を対象として,圃場内で十分な土壌水分量を蓄えた領域を簡便に抽出する方法について検討した.衛星リモートセンシングに基づくエネルギー収支法であるSEBALの適用結果から土壌水分分布図を推定し,これを参照データとした.これとLandsat-7のBand-5(中赤外域),水域指標MNDWIの分布図を比較したところ,前者は参照データと良い対応を示すことが分かった.

Keyword: 洪水灌漑, ガッシュデルタ, 土壌水分
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.368-369 , 2017

発表番号 [5-17]

Rainwater storage capacity secured by water release in a catchment with series irrigation ponds

Tanakamaru Haruya[Graduate School of Agricultural Science, Kobe University]・Yarimoto Kenta[JFE Engineering Corporation]・Tada Akio[Graduate School of Agricultural Science, Kobe University]

重ね池を含む流域において事前放流で確保できる雨水貯留容量

田中丸 治哉[神戸大学大学院]・鎗本 賢太[JFEエンジニアリング(株)]・多田 明夫[神戸大学大学院]

著者らは,総合治水の一手法として,台風期限定のため池事前放流による雨水貯留容量の確保について検討してきた.本研究では,複数の重ね池を含む兵庫県洲本市の相原川流域において,事前放流で確保できる雨水貯留容量を見積もる方法を提示し,単独ため池と重ね池が混在した同流域の雨水貯留容量は,全ため池を単独ため池と仮定した場合の約8割になることを示した.この結果に基づいて,淡路地区全体の雨水貯留容量を見直した.

Keyword: 総合治水, 重ね池, 雨水貯留容量
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.175-176 , 2016

発表番号 [G-1-2]

The Political Challenges Facing of Regional Resource Management Based on Expanded Community Including Some Neighborhood Settlements: A Case Study of Japanese Direct Payments System

ETO Akifumi[Graduate School of Agricultural Science, Kobe University]

複数集落の連携による地域資源管理を進める上での制度的課題 多面的機能支払交付金における広域化メニューの取組みを事例に

衛藤 彬史[神戸大学大学院]

地域資源管理の担い手不足が深刻化する中、複数集落による広域的な連携が欠かせない。そのため複数集落を含む広域エリアでは、連携のための体制づくりが求められるが、思うように進まないことが多い。本研究では、連携した取組みを支援するメニューを活用し、連携のための組織づくりに取組んだ事例を対象に、取組みに至った経緯や現状等を明らかにした上で、地域資源管理における集落間連携に向けた課題と方策について論じる。

Keyword: 地域資源管理, 集落(間)連携, 多面的機能支払交付金
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.539-540 , 2016

発表番号 [5-17]

Water Quality Dynamic above the Bottom Sediment under an Anaerobic State in an Organic Polluted Reservoir

Duong Hoang Quang[Graduate School of Bioresource and Bioenvironmental Sciences, Kyushu University]・Nishioka Takayoshi[Taisei Corporation]・Harada Masayoshi[Faculty of Agriculture, Kyushu University]・Hiramatsu Kazuaki[Faculty of Agriculture, Kyushu University]・Tabata Toshinori[Faculty of Agriculture, Kyushu University]

有機汚濁化が進む貯水池の底質直上における嫌気的条件下での水質動態

ズゥン ホァン クヮン [九州大学大学院]・西岡 尊寿[大成建設(株)]・原田 昌佳[九州大学大学院]・平松 和昭[九州大学大学院]・田畑 俊範[九州大学大学院]

有機汚濁化が進む貯水池を対象に,水底直上における嫌気的条件下の窒素,リン,硫化物の動態特性をその他の水質項目と関連付けて評価した.その結果,アンモニウムイオンの溶出は還元的状態のもと脱窒に伴う硝酸イオンの減少開始に併せて生じることが示された.また,リン酸イオンと硫化物の濃度増加は硝酸イオンの消失後に起きるとともに,腐植酸に代表される溶存態有機物も底質からの溶出によって増大することが明らかになった.

Keyword: 溶存酸素, 無酸素化, 閉鎖性水域
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.544-545 , 2015

発表番号 [5-17]

Seasonal variability of nitrate in karstic aquifer at the catchment area of the underground dam

Yasumoto Jun[Faculty of Agriculture University of The Ryukyus]・Hijikawa Kento[Faculty of Agriculture University of The Ryukyus]・Hosono Takahiro[Priority Organization for Innovation and Excellence, Kumamoto University]・Nakano Takuji[Faculty of Agriculture University of The Ryukyus]

地下ダム流域における石灰岩帯水層中の硝酸性窒素の季節変動特性

安元 純[琉球大学農学部]・聖川 健斗[琉球大学・農学部]・細野 高啓[熊本大学大学院先導機構]・中野 拓治[琉球大学農学部]

本研究では,沖縄本島南部地域の地下ダム流域において,琉球石灰岩帯水層中の硝酸性窒素と脱窒の季節変動特性について検証することを目的に,月1回の頻度で地下水調査を実施した。その結果,琉球石灰岩帯水層は降雨による地下水位の応答が速く,脱窒が確認されるような地下水中に形成される還元的環境は,降雨時には周辺の地下水の流入により酸化的環境に変動していることが明らかとなった。

Keyword: 地下ダム流域, 硝酸性窒素, 季節変動
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.520-521 , 2014

発表番号 [5-17]

Model tests on effects of reinforcement for slopes using pieces of bamboo

SAWADA Yutaka・KOGA Yosuke・MAKI Takaya・YOKOTA Yu・KAWABATA Toshinori
[Graduate School of Agricultural Science, Kobe University ・Faculty of Agriculture, Kobe University]

斜面を対象とした竹材の補強効果に関する模型実験

澤田 豊・甲賀 洋輔・真木 貴也・横田 木綿・河端 俊典
[神戸大学大学院農学研究科・神戸大学農学部]

近年中国からの安価な筍の輸入や代替材料の普及により国内竹産業が衰退し,放置される竹林が増加している.放置竹林では生物多様性の低下及び土砂災害の危険性が指摘されており,早急な整備が求められる.本研究では放置竹林の整備時に伐採した竹材を斜面の補強材に有効利用することを目的に,模型斜面天端の載荷実験を行い,竹材の補強材としての有効性を検証した.

Keyword: 竹材, 模型実験, 補強土工法
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp., 2013

発表番号 [5-17]

Influence the low temperature and dry weather, and deep plough for the causes of sand-dust storm

hori kento [ Graduate School of Agriculture ,Shinshu University]
suzuki jun [ Faculty of Agriculture, Shinshu University]
hoshikawa kazutoshi [ Faculty of Agriculture, Shinshu University]

砂塵の発生要因として低温・乾燥条件と深耕

○堀 健人 [信州大学大学院農学研究科]
鈴木 純 [信州大学農学部]
星川和俊 [信州大学農学部]

長野県松本地方南西部では、3月上旬頃から砂塵が発生している。その発生要因として以下2つが考えられる。1つ目は、土壌の団粒が乾燥状態かつ低温状態で崩壊している可能性。2つ目は、深耕が行われていることにより、細かな土粒子が生じている可能性である。そこで本研究では砂塵の原因となる細かな土粒子の発生に、冬季中の乾燥・低温条件と、深耕の2つが及ぼす影響について調べた。

Keyword: 風食, 低温・乾燥気候, 深耕
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp., 2012

発表番号 [5-17]

The dynamic state of the soil salt after desalinization on Tsunami paddy field

YUSA Takahiro [Miyagi Pref. Furukawa Agricultural Experiment Station]
SUZUKI Tatsuya [Miyagi Pref. Furukawa Agricultural Experiment Station]
SUZUKI Kazuhiro [Miyagi Pref. Furukawa Agricultural Experiment Station]
SUGAWARA Tsuyoshi [Miyagi Prefectual Tobu Regional Promotion Office]
HASEBE Kan [Miyagi Prefectual Tobu Regional Promotion Office]

津波被災ほ場における除塩後の土壌塩分の動態

○遊佐 隆洋 [宮城県古川農業試験場]
鈴木 辰也 [宮城県古川農業試験場]
鈴木 和裕 [宮城県古川農業試験場]
菅原 強 [宮城県東部地方振興事務所]
長谷部 幹 [宮城県東部地方振興事務所]

代かき除塩後の津波被災ほ場の層位別塩分動態について解析した。水稲作付けほ場については,湛水状態であったため,作土層,下層土ともに土壌ECは除塩後の値で推移していたが,大豆作付けほ場については,夏季において下層土から作土への塩分上昇がみられ,作土の土壌ECが上昇した。

Keyword: 特殊土壌, 地表排水, 気象災害
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.526-527 , 2011

発表番号 [5-17]

Strain movement of composite test pieces composed of repair material and mortar by temperature

MORI_Mitsuhiro [National Institute for Rural Engineering]
TOKASHIKI_Masaru [National Institute for Rural Engineering]
ASANO_Isamu [National Institute for Rural Engineering]
OKUNO_Rintaro [National Institute for Rural Engineering]

補修材料とモルタルとの複合供試体の温度挙動

○森充広 [(独)農研機構 農村工学研究所]
渡嘉敷勝 [(独)農研機構 農村工学研究所]
浅野勇 [(独)農研機構 農村工学研究所]
奥野倫太郎 [(独)農研機構 農村工学研究所]

JIS R 5201に準拠したモルタルに補修材料を施工した複合供試体を作製し,これを1サイクル24時間の温冷繰り返し環境に置いた場合の,補修材料とモルタルとのひずみ挙動を調べた。その結果,はく離が生じた補修材料とモルタルとのひずみ挙動は,はく離しなかったものと比較してその差が大きくなり,熱膨張係数の大きく異なる材料では,付着界面に変形・応力集中が発生し,付着強度を低下させる可能性が示唆された。

Keyword: 補修材料, モルタル, はく離
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.512-513 , 2010

発表番号 [5-17]

Hydrological Characteristics of Irrigation Water Exert on the Basin

YAMANASHI Mitsunori [Hokkaido College,Senshu University]

灌漑用水が流域に及ぼす水文特性

○山梨 光訓 [専修大学北海道短期大学]

石狩川の中流部左岸の農地が、北海幹線灌漑用水路によって水田灌漑がなされている。灌漑用水の作物消費以外に水田に取水された水量の多くが減水深に見合う流域の農地空間への水蒸気補給、地下水成分移動、排水路を通じての表面流出をして河川水の維持などに寄与している。灌漑用水路支線に分水された用水も流末で排水路を経て河川に流出する。そこで、このような灌漑用水量の河川の流量に及ぼす水文学的効果について検討した。

Keyword: 灌漑用水, 流域, 水文特性
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.522-523 , 2009

発表番号 [5-17]

Measuring the Thickness of Concrete Plate Using Shear Wave Resonating Method

Ishiguro_satoru [Graduate School of Bioresources, Mie University]

超音波共振法によるコンクリート版の厚さ測定について

○石黒 覚 [三重大学大学院生物資源学研究科]

コンクリート版の背面に欠損部を設けた供試体を作製し,超音波共振法を用いて上面から背面の欠損,コンクリート版の厚さの変化が検知できるかどうか検討した。本研究結果から,超音波共振法はコンクリート版の厚みそのものを調べることはできないが,測定波形の最大振れ幅比を指標とした場合,健全部分に比べて厚みが減少しているような場合には検出が可能であることが確認できた。

Keyword: コンクリート材料, 非破壊検査,
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.524-525 , 2008

発表番号 [5-17]

Field management against overpercolation in winter flooding - non-tilled rice culture system on the coast of the Ariake Sea.

NAKANO Keiko [National Agricultural Research Center for Kyushu Okinawa Region ]
KUBOTERA Hideo [National Agricultural Research Center for Kyushu Okinawa Region ]
SUMIYOSHI Tadashi [National Agricultural Research Center for Kyushu Okinawa Region ]

有明海沿岸地域における冬期湛水−不耕起水稲作体系の漏水防止管理方法

○中野 恵子 [九州沖縄農業研究センター]
久保寺 秀夫 [九州沖縄農業研究センター]
住吉 正 [九州沖縄農業研究センター]

有明海沿岸クリーク地帯への冬期湛水〜不耕起水稲作導入に際しては、圃場の漏水が問題となる。この防止策として冬期湛水前の代かきや耕耘の効果を調べた。不耕起区、耕耘区および代かき区の3区を設け、冬期入水期間中の部分的な日減水深と区全体の湛水状況を確認した。また土壌薄片による構造観察を行った。耕耘は部分的には過剰な降下浸透を抑制するが、区全体の湛水維持のためには代かきが必要であることが示された。

Keyword: 日減水深, 土壌構造, 代かき
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.624-625 , 2007

発表番号 (5-17)

Water Purification and Ecosystem Rehabilitation of the Artificial algal bed of Carbon fibers

tanaka takashi [Hakodate college of tech.]

炭素繊維藻場における生態環境改善と水質浄化

○田中 孝 [函館工業高等専門学校]

富栄養化した湖沼の直接浄化法として炭素繊維は酸化生物膜法に用いる紐状担体に分類可能である。水質浄化用に編成した炭素繊維藻には,汚泥が多量に固着し活性生物膜として水質浄化効果を発揮している。そして,炭素繊維藻固着汚泥内に生息する微小生物や付着栄養物質に引き寄せられたプランクトン類をエサとして,魚類や昆虫類が集まる人工藻場として機能し,水生生物の生育環境改善効果がある。

Keyword: 環境保全, 水質, 炭素繊維
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農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.506-507 , 2006

発表番号 5-17

Inspection of a paddy field return flow reduction quantity with the quantity of irrigation water intake change that used a model in Kinugawa valley

Kazunori Numao [Ministry of Agriculture, Forestry and Fisheries Agricultural Water Management Office]
Kenji Kato [Kanto region agricultural administration Tonegawa water system reclamation investigation conservancy]
Koji Morita [Sunsui Consultant Co., Ltd.]

モデルを用いた頭首工取水量の変化に伴う水田還元水量変化の検証(鬼怒川流域における検討事例)

○沼尾 一徳 [農村振興局 水利整備課 農業用水対策室]
加藤 健司 [関東農政局 利根川水系土地改良調査管理事務所]
森田 孝治 [サンスイコンサルタント(株)]

近年、水稲品種の多様化等により水田用水の需要に変化が現れ、水源である頭首工等からの取水量も変動している。この頭首工取水量の変動は、流域流出量の一部を構成する水田流出量の変化に連動し、河川流量の変化をもたらしている。本検討は、水田面積の占める割合が比較的大きい鬼怒川小貝川の中下流域を対象に、上流佐貫頭首工からの取水量変化がもたらす水田還元水の流出変化を、水循環モデルを用いて検証したものである。

Keyword: 農業用水, 還元水, 水循環
GET PDF=06/06005-17.pdf



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.490-491 , 2005

発表番号 5-17

A Study on the Actual Condition of “Collaboration” and the Issues of Resources Recycling Regional System Based on Organic Waste Recycling:A Case Study of “Rainbow Plan” in Nagai-city, Yamagata Pref.

Tsurumi Yushi [Graduate School of Agriculture,Tokyo Univ. of Agri. and Tech.]
Nakajima Masahiro [Faculty of Agriculture, Tokyo Univ. of Agri. and Tech]
Senga Yutaro [United Graduate School of Agricultural Science, Tokyo Univ. of Agr. and Tech. ]

有機性廃棄物再資源化を基軸とした資源循環型地域システムの協働の実態と課題に関する研究 −山形県長井市「レインボープラン」を事例として−

○鶴見 悠史 [東京農工大学大学院農学教育部]
中島 正裕 [東京農工大学農学部]
千賀 裕太郎 [東京農工大学連合農学研究科]

本研究では有機性廃棄物の再資源化システムであるレインボープラン(山形県長井市)を対象として,その協働の実態と持続的な活動に向けた課題を明らかにした。その結果,同システムは市民で構成される推進協議会,市役所,JAなど23主体の協働により成立しており,これらの主体は多様なインセンティブで参加していることが明らかとなった。また,課題として認定農家数の伸び悩みが挙げられ,その要因を構造的に把握した。

Keyword: バイオマス, 循環型社会, 協働
GET PDF=05/05005-17.pdf



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.340-326 , 2004

発表番号 5-17

Research on the Difference of Groundwater Level Effects on Growth Environment of Crops

Inoue Masahiro [Graduate School of Bioresource Sciences, Nihon University]
Ishikawa Shigeo [College of Bioresource Sciences, Nihon University]
NAGASAKA Sadao [College of Bioresource Sciences, Nihon University]
Isobe Katunori [College of Bioresource Sciences, Nihon University]

地下水位管理の相違と作物の生育環境に関する研究

〇井上 昌洋 [日本大学大学院生物資源科学研究科]
石川 重雄 [日本大学生物資源科学部]
長坂 貞郎 [日本大学生物資源科学部]
磯部 勝孝 [日本大学生物資源科学部]

地下水位の相違がダイズに及ぼす影響の基礎的知見を得るために,様々な地下水位(土壌面下100cm,70cm,50cm,30cm,10cm)を設定したポット試験により,蒸散量,根粒着生状態,生育調査,土壌の物理性,収量などを総合的に調査・検討し考察を行った.地下水位の違いによる生育環境へ及ぼす影響は,乾燥条件よりも過湿条件下で顕著にみられ,生育状況や収量などから総合的に判断すると地下水位は70cmおよび50cmがダイズ栽培に最適な地下水位であると判断できた.

Keyword: 地下水位, 根粒, 収量
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農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.658-659 , 2003

発表番号 5-17

Terrace Structure based on Geomorphological and Soil Properties

Machito Mihara [Faculty of Regional Environment Science, Tokyo University of Agriculture]
Hisashi Mori [Faculty of Regional Environment Science, Tokyo University of Agriculture]
Janya Sang-Arun [Graduate School of Frontier Science, The University of Tokyo]
Eiji Yamaji [Graduate School of Frontier Science, The University of Tokyo]

微地形および土壌特性に基づいたテラス工の構造

○三原 真智人 [東京農業大学地域環境科学部]
森 悠 [東京農業大学地域環境科学部]
ジャンヤ・サンアルン [東京大学大学院新領域創成科学研究科]
山路 永司 [東京大学大学院新領域創成科学研究科]

急傾斜地の多いタイ国最北部ではテラス工が施されているが、現在でも土壌侵食が頻繁に起こっており、農地における土壌流亡とともに肥料成分の流出が懸念されている。そのため本研究ではタイ国チェンライのテラス畑を調査対象として、微地形および土壌特性に基づいたテラス工の構造特性を農地保全の観点より考察することを目的とした。

Keyword: テラス工, USLE, 承水路
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農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.534-535 , 2002

発表番号 5-17

Controlling the Saltish Water Movement by Irrigation at Crop Field Newly Reclaimed from the Sea

ATSUSHI MARUI [Grad. School of Bioresource and Bioenvironmental Sciences, Kyushu Univ.]
TOMOHIKO SAKAMOTO [Grad. School of Bioresource and Bioenvironmental Sciences, Kyushu Univ.]
YOSHISUKE NAKANO [Fac. of Agr. Kyushu Univ.]
TAMOTSU FUNAKOSHI [Fac. of Agr. Kyushu Univ.]
TOMOKAZU HARAGUCHI [Fac. of Agr. Kyushu Univ.]

新規干拓地における作物栽培のための灌漑操作と塩の挙動

○丸居 篤 [九州大学大学院生物資源科学府]
坂元 智彦 [九州大学大学院生物資源科学府]
中野 芳輔 [九州大学大学院農学研究院]
舟越 保 [九州大学大学院農学研究院]
原口 智和 [九州大学大学院農学研究院]

冬場のガラス室において、間断灌漑と少量頻繁灌漑で作物栽培実験を行った。間断灌漑では、根群域内の塩分濃度は低い値を示し作物を育てることができるが、ほとんど除塩にはつながらず、逆に蒸発散量の多い期間には塩分の上昇が予想される。それに対し少量頻繁灌漑では常に上向きのフラックスを抑える事で塩分の上昇は抑えられ、除塩にもつながることが実験、シミュレーションの両面から明らかとなった。

Keyword: 畑地灌漑, 干拓地, 溶質移動
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農業土木学会全国大会講演要旨集 pp., 2001

発表番号 5-17

Return Flow Analysis in Fukuokazeki Irrigated Paddy Fields in the Kokai River Basin of Japan

ADAHI BOTOU
MASAYOSHI SATO

小貝川水系福岡堰灌漑地区における還元水流出の解析

○ADAHI BOTOU〔筑波大学大学院農学研究科〕
佐藤 政良〔筑波大学農林工学系〕

小貝川水系福岡堰潅漑地区(2014ha)は東日本の関東平野内にある茨城県に位置する.還元水流出の解析は当該潅漑地区上流部(1221ha)とそのなかの一部(30ha)で実施した.当該地区は4月から8月までの潅漑期間中24時間通水が続けられる.本調査および流出解析によると,還元水流出は当該潅漑地区上流部の農家による水管理方式によること,そして下流部の流出水は当該地区各々の還元水流出によることが明らかになった.

Keyword: 還元水, 水田灌漑, 小貝川
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農業土木学会全国大会講演要旨集 pp., 2000

発表番号 5-17

再資源炭を利用した土壌改良効果の報告

○吉田 弘明〔農林水産省構造改善局〕
齋藤 孝則〔農業工学研究所〕
凌 祥之〔農業工学研究所〕
山岡 賢〔農業工学研究所〕
小泉 健〔農業工学研究所〕

再資源炭とは,農村地域から排出される有機性廃棄物を熱分解(炭化)することにより炭素分を残留させ,「炭素+無機物」という組成を持つ担体である。牛糞・農業集落排水脱水汚泥・バガスより生成した再資源炭を用い土壌混入することにより,透水性や保水性等の改善効果が認められた。再資源炭中の重金属等の有害物質も法律規制された基準値以下であったことから,有機性廃棄物の循環利用において有効であると考えられた。

Keyword: 再資源炭, 土壌改良, 有機性廃棄物処理
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農業土木学会全国大会講演要旨集 pp., 1999

発表番号 5-17

畝部の土壌侵食量の算定に関する一考察

○塩野 隆弘〔農業工学研究所〕
高木 東〔農業工学研究所〕
小倉 力〔農業工学研究所〕
上村 健一郎〔農業工学研究所〕

試験区における土壌侵食の観測データを用いて,自然降雨による畝部の土壌侵食量の算定における土壌侵食レート式の有効性,およびKiの同定値の妥当性について検討した.その結果,時間間隔が5(min)以下の平均降雨強度を用いた場合に,この侵食レート式が有効であることが示唆された.また,各降雨事象におけるKi値の分布を調べた結果,Kiの同定値は実用上妥当なものと考えられた.

Keyword: 土壌侵食, ,
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農業土木学会全国大会講演要旨集 pp., 1998

発表番号 5-17

地盤工学的有効利用からみた焼却灰の物理特性の基礎的研究

琉球大農 新城 俊也
琉球大院 ○永吉 功治
沖縄総合事務局 島袋 総子

焼却灰の粒子密度試験および粒度試験においては、焼却灰からの溶出物により、それぞれピクノメータおよび沈降分析用シリンダーの内容物に含まれる溶液の密度が増加することから、測定結果に及ぼす溶液密度の影響を検討した。粒子密度は内容物中の溶液を蒸留水とみなす通常の測定法による結果を溶液密度で補正した。粒度試験では24時間後の比重計の読みに相当する密度の溶液中を粒子が沈降するとみなして沈降分析結果を補正した。

Keyword: 土の物理的性質, 土の物理試験,
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農業土木学会全国大会講演要旨集 pp., 1997

発表番号 5-17

北海道の泥炭地水田地域における圃場区画形状の変遷

北海道大学大学院農学研究科 ○山本 忠男
北海道大学大学院農学研究科 森下 達士
北海道大学農学部 井上 京・北海道大学農学部 長澤 徹明

Keyword: 圃場区画形状, 土地利用, 圃場整備
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農業土木学会全国大会講演要旨集 pp., 1996

発表番号 5-17

気象値からの圃場pF値の推定

日本気象協会北海道本部旭川支部 中村祐二

Keyword: 畑地灌漑, 蒸発U, 水分移動
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