バリアブルメッシュにTwo-wayネスティング手法を適用した新たな流動シミュレーションの開発 (農業農村工学会要旨)



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.325-326 , 2023

発表番号 [4-44]

Development of a new multi scale current simulator using two-way nested variable mesh

FUJITA Mutsumi[Institute for Rural Engineering, NARO]・KINOSHITA Tsuguki[Ibaraki University]

バリアブルメッシュにTwo-wayネスティング手法を適用した新たな流動シミュレーションの開発

○藤田 睦[農村工学研究部門]・木下 嗣基[茨城大学]

沿岸域の流れは,湾の形状などに起因する大きなスケールの流れによって支配されるが,局所的な地形等による影響も受ける.一方,水温や塩分などは局所的な変化が広域に影響を与えることもあり得る.このような複雑な数値解析を行う手法は確立していない.そこで,バリアブルメッシュをネスティングする新たな手法を提案し,その効果を検証した.その結果,既存の手法よりも妥当な結果となることが示された.

Keyword: 数値流体力学, ,
GET PDF=23/4-44.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.325-326 , 2022

発表番号 [5-15]

Observation and evaluation of the embankment permeation flow rate and intake loads into the Hachirogata central reclaimed land

○Naoko KONDOH[Akita Prefectural University]・Tadashi KONDOH[Akita Prefectural University]

八郎潟干拓地における浸透流入負荷量の推定について

○近藤 尚子[秋田県立大学]・近藤 正[秋田県立大学]

水田主体の干拓地における差引排出負荷量を評価する上で、浸透により干拓地に流入する負荷量をいかに評価するかは重要な要素となる。また堤防浸透流量は干拓地の水収支解析においても重要であり定量的な評価検証が必要である。長期の水収支と水質観測に加え、無積雪・無降水期間の主な堤防浸透量の直接観測を基に、干拓地から排出される流量と栄養塩類負荷量に占める堤防浸透負荷について八郎潟中央干拓地を対象に考察する。

Keyword: 干拓地,堤防,浸透流入, ,
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.359-360 , 2022

発表番号 [5-32]

A Study on Red Tide Occurrence Prediction Method using Deep Learning in the Ariake Sea

○Toshinori Tabata[Faculty of Agriculture, Kyushu University]・Hideka Sugie[Graduate School of Bioresource and Bioenvironmental Sciences, Kyushu University]・Hanyen Gong[Graduate School of Frontier Sciences, the University of Tokyo]・Kazuaki Hiramatsu[Faculty of Agriculture, Kyushu University]・Masayoshi Harada[Faculty of Agriculture, Kyushu University]

有明海における深層学習を活用した赤潮発生予測手法の検討

○田畑 俊範[九州大学大学院]・杉江 秀香[九州大学大学院]・龔 含遠[東京大学大学院]・平松 和昭[九州大学大学院]・原田 昌佳[九州大学大学院]

有明海では陸域由来の栄養塩類を起源とする赤潮の発生が漁業被害を引き起こし,赤潮発生予測が喫緊の課題である.本研究では,赤潮発生予測手法の確立に向け階層型ニューラルネットワークモデルおよび再帰型ニューラルネットワークモデルに着目し,入手が容易なデータを利用した3つのモデル(M-HNN,P-HNN,P-RNN)を構築した.今後は,長・短期記憶の活用や,衛星画像の導入により精度向上を図る.

Keyword: 水環境,有明海,赤潮,ニューラルネットワークモデル, ,
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.430-431 , 2021

発表番号 [5-32(R)]

Leaving prevention mechanism using FRP pipe bend in a FRPM pipelines

Masakazu Fujimoto[Sekisui Chemical Co., LTD]・Tomohiro Yorino[Sekisui Chemical Co., LTD]・Nozomu Nakamura[Sekisui Chemical Co., LTD]

FRPM管路における離脱防止付きFRP曲管を使ったスラスト対策

○藤本 雅一[積水化学工業(株)]・従野 友裕[積水化学工業(株)]・中村 臨[積水化学工業(株)]

農業用水路のパイプライン化において、管路の屈曲部ではスラスト力を考慮した念入りな検討・対策が求められる。従来のFRPM管路ではスラスト対策としてコンクリートブロックを打設する手法が多く採用されてきたが、今回、施工性に優れた“離脱防止付き曲管”を用いる新たなスラスト対策を開発した。本稿ではその概要と、実際に施工した結果を報告する。

Keyword: 強化プラスチック複合管, パイプライン, スラスト
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.325-326 , 2020

発表番号 [1-36(P)]

Confirmation of lake bottom model and sedimentation condition of reservoir facility by fish finder

HIROKI NAKAMURA[Naigai Engineering Co., Ltd]・KAZUHIKO TANAKA[Naigai Engineering Co., Ltd]・SHO KOMIYAMA[Naigai Engineering Co., Ltd]・SHUICHI YASUTAKE[Kanto Regional Agricultural Administration Office]

魚群探知機による貯水池施設の湖底モデル作成及び堆砂状況の確認について

中村 博樹[内外エンジニアリング(株)]・田中 和彦[内外エンジニアリング(株)]・小宮山 翔[内外エンジニアリング(株)]・安武 秀一[関東農政局]

近年,農業水利施設の貯水施設であるダムやため池の施設監視手法として,深浅測量の技術発達により堆砂量等の把握に有効な三次元モデルを用いた手法の活用が進みつつある.そこで今回,高額な機材や労力を必要としない新たな計測手法として,一般的なレジャーフィッシングに多く利用されている魚群探知機を使用し,運搬が容易なゴムボートに取付けて貯水容量の測定に活用できるか検証を行った.

Keyword: 測量・GIS、魚群探知機, UAV, 施設監視
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.570-571 , 2019

発表番号 [5-32]

Analysis of Drought and Possibility of Utilization of Drought Risk Assessment

Yasuyuki Kusaka[Tottori Prefecture Department of Agriculture, Forestry and Fishery Agricultural Land and Water Preservation Division]・Takahiro Kisaki[The Japanese Institute of Irrigation and Drainage, JIID]

渇水実態の調査分析及び渇水リスクの評価基準の検討−なたね梅雨、梅雨の降水量と渇水発生確率の関係−

日下 靖之[鳥取県]・木 隆弘[日本水土総合研究所]

近年、地球温暖化に伴う気候変動により、渇水現象が著しく進んでいる状況にある。このような状況の中、各地域における直近の渇水状況や渇水対策について聞き取りを行った結果について報告する。渇水リスク評価基準の検討では、渇水原因が「春先のなたね梅雨」及び「6月前後の梅雨」の2つの要素の乱れにあると仮説を立て、なたね梅雨、梅雨の降水量と渇水発生確率の関係について報告する。

Keyword: 降雨特性, 渇水対策, 渇水リスク評価基準
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.456-457 , 2018

発表番号 [5-32]

Improvement of hydrological and hydraulic model in the Tonle Sap Lake applying satellite and gauge based precipitation data

Ichiro Yoneda[Faculty of Agriculture, Yamagata University]・Hideto Fujii[Faculty of Agriculture, Yamagata University]・Yoichi Fujihara[Faculty of Bio-resources and Enivironmental Sciences,Ishikawa Prefectural University]

衛星降雨データ利用によるトンレサップ湖の水文・水理モデルの改善

米田 一路[山形大学]・藤井 秀人[山形大学]・藤原 洋一[石川県立大学]

カンボジアのトンレサップ湖流域を対象地区とし、地上観測所の降雨データ(以下地上観測値)から衛星降雨データ(以下GPCP)に変更することで水文・水理モデルの再現性を改善することを目的とする。地上観測値とGPCPを比較したところ、GPCPに過大傾向があったため、補正を行い、利用する。結果として、降雨データを地上観測値から本手法で補正したGPCPに変更し、水文・水理モデルの再現性を改善できた。

Keyword: 衛星降雨量, 水文・水理モデル, トンレサップ湖
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.398-399 , 2017

発表番号 [5-32]

Water Availability Assessment for Rice Production in Solok Regency, West Sumatra

Anika Nova[United Graduate School of Agricultural Science, Tokyo University of Agriculture and Technology]・Kato Tasuku[Institute of Agriculture, Tokyo University of Agriculture and Technology]

西スマトラ島ソロ郡におけるコメ生産に対する水利用可能量の評価

ノバ アニカ[東京農工大学大学院]・加藤 亮[東京農工大学大学院]

スマトラ島ソロ郡におけるコメ生産のために,流域スケールでの水収支を評価した。本流域はスマトラ島のコメ生産の中心地であるが乾季の生産性を向上するために,灌漑設備を充実させる必要がある。流域の河川は年間流出量が多いものの,乾季の流量が0.84mm/dと少なく,今後のインフラ整備や農業セクターへの投資が大きな鍵となる。

Keyword: 水需要, ,
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.325-326 , 2016

発表番号 [2-9]

Effect of partial depths installed in a concrete lined channel as fish habitation during flood

yamamoto tatsuya[Graduate School of Environmental Science,The University of Shiga Prefecture]・minagawa akiko[School of Environmental Science,The University of Shiga Prefecture]・nishida kazuya[National Research Institute of Far Seas Fisheries, Japan Fisheries Research and Education Agency]

3面張りコンクリート水路の深みが持つ出水時の魚類の待避場としての効果

山本 達也[滋賀県立大学大学院]・皆川 明子[滋賀県立大学]・西田 一也[国際水産資源研究所]

3面張りコンクリートの農業水路の深みが持つ待避場としての効果を検証するため、台風による出水前後で、ゝ類の種類数、個体数の比較、標識再捕調査を行った。その結果、種類数、個体数とも減少し、魚類の放流地点への残留、放流地点から下流方向への移動が確認された。したがって水路に設けられた深みは、出水時に魚類の待避場となり、生息水域外への流失を防ぐ効果があると考えられる。

Keyword: 環境配慮, 魚溜工, 出水
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.569-570 , 2016

発表番号 [5-32(P)]

The relationship between the fluctuation of groundwater level and the moso bamboo density

kuroda hisao[College of Agriculture, IBARAKI University]・lin xiaolan[United Graduate School of Agricultural Science Tokyo University of Agriculture and Technology]・maeda shigeya[College of Agriculture, IBARAKI University]・yoshida koshi[College of Agriculture, IBARAKI University]

モウソウチク林密度と地下水位変動について

黒田 久雄[茨城大学]・林 暁嵐[東京農工大学大学院連合]・前田 滋哉[茨城大学]・吉田 貢士[茨城大学]

モウソウチク林の皆伐区と非皆伐区において水資源量に影響を与えない最適モウソウチク密度を求める調査を行っている.今回は,非皆伐区201本(0.49本m-2)を156本(0.38本m-2)にした.モデル検証結果から推定蒸発散量と可能蒸発散量が等しくなるには,0.297本m-2となった.今後,最適密度を求める調査がさらに必要であることがわかった.

Keyword: モウソウチク密度, 皆伐, 地下水位
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.574-575 , 2015

発表番号 [5-32]

Interaction between River Water and Groundwater in the Middle Reach of the Shigenobu River

Nakamura Masashi[Graduate School of Agriculture, Ehime University]・Izumi Tomoki[Faculty of Agriculture, Ehime University]・Kobayashi Noriyuki[Faculty of Agriculture, Ehime University]・Sakamoto Keisuke[Ehime Federation of Land Improvement Association]・Fujihara Masayuki[Graduate School of Agriculture, Kyoto University]

重信川中流域における河川水と地下水の交流

中村 壮志[愛媛大学大学院農学研究科]・泉 智揮[愛媛大学農学部]・小林 範之[愛媛大学農学部]・坂本 敬介[愛媛県土地改良事業団体連合会]・藤原 正幸[京都大学大学院農学研究科]

本研究では,道後平野の地下水保全のために,扇状地河川である重信川のシンク・ソースとしての機能を明らかにすることを目的として,伏流と湧出が顕著な9.6kから16.8k区間を対象に,流量と沿川の地下水位の一斉観測を実施した.観測結果から,12.0kより上流では14.2kから16.8kにおける伏流により流量が減少し,12.0kより下流では11.0k付近における湧出により流量が増加することが分かった.

Keyword: 道後平野, 地下水保全, 扇状地河川
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.550-551 , 2014

発表番号 [5-32]

Estimation of Actual Crop Planted Area in Paddy Field using MODIS Images

Nakagiri Takao・Yoshizaki Miyo・Horino Haruhiko・Sakurai Shinji・Rampisela Agnes・Kato Hisaaki・
[Graduate School of Life and Environmental Sciences, Osaka Prefecture University・Sanyu Consultants Inc.・Hasanuddin University・Research Institute for Human and Nature]

MODIS画像を用いた水田における作付面積の推定

中桐 貴生・吉崎 弥代・堀野 治彦・櫻井 伸治・ランピセラ アグネス・加藤 久明
[大阪府立大学大学院生命環境科学研究科・(株)三祐コンサルタンツ・ハサヌディン大学]

インドネシア南スラウェシ州にあるビリビリ灌漑地域を対象に,MODIS画像を用いた水田の作付面積推定の方法について検討した.重回帰モデルによってMODIS画像から植生面積率を良好な精度で推定でき,作付面積率については誤差が大きいことがわかった.さらに植生面積率の重回帰モデルに農時期の時系列特性を考慮に加えて作付面積の推定を試みたが,推定精度の向上は見られず,更なる検討が必要であると結論づけた.

Keyword: リモートセンシング, MODIS, 作付面積
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp., 2012

発表番号 [5-32]

Property Evaluation of Biochar as Soil Amendment for Enhancement of Water Retention

KAMEYAMA KOJI [Institute for Rural Engineering]
MIYAMOTO TERUHITO [Institute for Rural Engineering]
SHIONO TAKAHIRO [Institute for Rural Engineering]

土壌保水力改良資材としてのバイオマス由来炭化物の特性評価

○亀山幸司 [農研機構 農村工学研究所]
宮本輝仁 [農研機構 農村工学研究所]
塩野隆弘 [農研機構 農村工学研究所]

木炭をはじめとするバイオマス由来炭化物は,多孔質構造を有し,土壌保水力向上に対して有効であることが古くから知られている.ただし,炭化物による保水力向上効果は,原料によって大きく異なり,炭化条件によっても変化するはずである.しかし,各種炭化物による保水力向上効果の体系的な整理はこれまで行われていない.そこで,今回,原料・炭化条件の異なる炭化物を作成し,保水力に関係する諸特性について評価を行った.

Keyword: 土壌改良, 保水性, バイオチャー
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.556-557 , 2011

発表番号 [5-32]

Changes in Moisture and Modulus of Elasticity of Sediment Pavement on-farm Road by Rain orWater Management on Paddy

TASSO Yasutaka [Technical Research Institute,Kajima Road Co. Ltd]
NODA Tomoyuki [Graduate School of Agriculture, Tottori University]
OGATA Hidehiko [Faculty of Agriculture, Tottori University]
SAKAMOTO Yasufumi [Technical Research Institute,Kajima Road Co. Ltd]

降雨と水田水管理による土砂系舗装の地盤弾性係数と土壌水分量の変化

達増 康隆 [鹿島道路(株)技術研究所]
野田 智之 [鳥取大学大学院農学研究科]
緒方 英彦 [鳥取大学農学部]
○坂本 康文 [鹿島道路(株)技術研究所]

圃場内農道には,走行性や快適性の確保及び農産物輸送時の荷傷み防止の目的から舗装率を向上することが求められ,加えて農地の再整備と連動して機動的な路線の変更を実施できる新たな農道整備手法を開発することが求められる。本文では4種類の試験施工区間を設けた土砂系舗装の圃場内農道において埋設した水分計及びFWDの測定結果から,土壌水分量の変化及び地盤弾性係数の評価を行った結果を報告する。

Keyword: 圃場内農道, 土砂系舗装, 地盤弾性係数
GET PDF=11/11005-32.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.542-543 , 2010

発表番号 [5-32]

Miniaturization and reducing the cost approach for drainage pump station by use of new technology

FUJII Motoaki [Hyogo Prefectural Government Nishi-harima District Administration Bureau, Kouto Office of Land Improvement]

新技術の活用による排水施設の小型化・低コスト化

○藤井 基明 [兵庫県西播磨県民局光都土地改良事務所]

排水対策特別事業大川地区は、兵庫県淡路島南部に位置し瀬戸内海式気候に属する。梅雨時期を除き降水日数が少ないため、用水用のため池が多いことが特徴で、年間を通じて温暖な気候を活かしたタマネギやレタス、水稲の三毛作が盛んな地域である。 この地域においては、低地帯の内水排除対策は重要な課題となっており、安定した農業経営がおこなえるよう、昭和38年より5つの農業用排水機場を整備している。本発表では、ポンプ形式や配置位置を工夫してコスト縮減や維持管理労力の軽減に努めた排水機場の整備事例について紹介する。

Keyword: 排水施設, 河口・感潮域の水理, 工法・施工
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.552-553 , 2009

発表番号 [5-32]

Evaluation of performance and safety assessment on functional overlaying sand capping made of used tile

Fukuoka Takahiro [Gladuate School of Life and Envirmental Science, Shimane University]
Fukuyori Yu [Staff of SHIMANE prefecture]
Hyoudou Masahiro [SEKISUI CHEMICAL CO.,LTD.]
Nonaka Tsuguhiro [Fuclty of Life and Environmental Science, Shimane University]

廃瓦を複合利用した機能性覆砂材の性能評価と安全性評価

○福岡 孝紘 [島根大学大学院生物資源科学研究科]
福頼 優 [島根県職員]
兵頭 正浩 [積水化学工業株式会社]
野中 資博 [島根大学生物資源科学部]

機能性覆砂材の検討として,対象水域の拡大を目的に,環境水を用いた汽水中での性能評価と,pHの上昇の緩和を目的に,複合材料を主成分が粘土鉱物である廃瓦に置換した場合における性能評価を行った。その結果,汽水中においても十分に利用可能であることが考えられた。また,廃瓦を複合利用することで,機能性覆砂材と同等程度のリンの抑制効果を有しつつ,pHの上昇の緩和が可能となることが考えられた。

Keyword: セメント, 廃瓦, 覆砂
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.554-555 , 2008

発表番号 [5-32]

Sorption of radionickel in agricultural soils

Ishikawa Nao [National Institute of Radiological Sciences]
Uchida Shigeo [National Institute of Radiological Sciences]
Tagami Keiko [National Institute of Radiological Sciences]

放射性ニッケルの農耕地土壌への収着挙動について

○石川 奈緒 [放射線医学総合研究所]
内田 滋夫 [放射線医学総合研究所]
田上 恵子 [放射線医学総合研究所]

ニッケル(Ni)の放射性同位体であるNi-59とNi-63は,放射性廃棄物が地層処分後環境中に放出される可能性がある核種である。これらの放射性核種が農耕地に到達した場合,農耕地−作物−人体へと移行することが考えられる。したがってNiの土壌環境中での挙動を明らかにしなければならない。そこで本研究では,日本全国の農耕地土壌についてバッチ収着実験を行い,Niの収着挙動と収着に関係する因子について検討を行った。

Keyword: 放射性ニッケル, 収着, 農耕地土壌
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.654-655 , 2007

発表番号 (5-32)

Trend of river water quality in Cidanau watershed, Java Island

miura_koki [Eight Consultant Co.]
goto_akira [Utsunomiya Univ.]
mizutani_masakazu [Utsunomiya Univ.]
arien_heryansayah [United Graduate School of Agriculture Science, Tokyo Univ. A&T]
kanazawa_ryo [Tochigi Pref.]

ジャワ島・チダナウ流域における河川水質の将来動向

○三浦 晃毅 [螢┘ぅ肇灰鵐汽襯織鵐]
後藤 章 [宇都宮大学農学部]
水谷 正一 [宇都宮大学農学部]
アリン ヘリヤンサ [東京農工大学連合大学院]
金沢 亮 [栃木県庁]

インドネシア・ジャワ島において有機物質による水質悪化についての将来動向を把握するためのCOD流達モデルを構築する。このモデルは流下による自浄作用と水田による浄化作用を考慮したもので、高い精度でCODの流達を再現することが出来た。構築したモデルを使用し、将来の水質動向の予測を試みた。その結果、下水処理の普及により水質悪化の進行を防止することに効果があることが分かった。

Keyword: 水質, 水質汚濁, 有機物
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農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.536-537 , 2006

発表番号 5-32

The Influence of Saline Irrigation on the Quality of Tomato

Harada Chiharu [Coastal Bioenvironment Center, Saga University]
Tanaka Akira [Coastal Bioenvironment Center, Saga University]

養液土耕栽培における塩水灌漑がトマトの品質に及ぼす影響

○原田 千春 [佐賀大学海浜台地生物環境研究センター]
田中 明 [佐賀大学海浜台地生物環境研究センター]

本研究では,塩水灌漑が農作物の品質に及ぼす影響を作物の高品質・高付加価値化という観点から検討した。対照区・海水区・ニガリ区において,生育調査及び果実重量,糖度,機能性成分,果実内の無機成分を測定した。塩分濃度EC=5.0mS/cmでコントロールした結果,海水区及びニガリ区において糖度と機能性成分が上昇し,果実内の無機成分は全区ともほぼ同じであったことから,塩水灌漑における塩分濃度に関する実用的知見が得られた。

Keyword: 高品質・高付加価値化, 塩類ストレス, 機能性成分
GET PDF=06/06005-32.pdf



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.520-521 , 2005

発表番号 5-32

On Original Water Delivering System and Usage of Terraced Paddy Fields

MAEKAWA Toshikiyo [Prefectural University of Hiroshima]

棚田地区の原状配水システムと耕作条件について

○前川 俊清 [県立広島大学]

伝統的な状態を保持している棚田が景観として高く評価されることは少なくないが、その構造に秘められた経験に基づいた高度な技術と安全性は見逃されがちである。棚田百選に選ばれている熊本県水俣市久木野地区の棚田の一部について用水管理と耕作条件に関する実態調査をおこなったところ、見た目には現れない利用と保守の合理性が明らかになった。今後、調査結果に基づいて地域支援の方向性が見いだされるであろう。

Keyword: 用水管理, 農地環境, 農地保全
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農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.370-341 , 2004

発表番号 5-32

Longterm Subsidence of Farmland in Sarobetsu Mire

Nishimura Suzuka [Graduate School of Agriculture, Hokkaido University]
Inoue Takashi [Graduate School of Agriculture, Hokkaido University]

サロベツ泥炭地の農地における長期地盤沈下の実態

〇西村 鈴華 [北海道大学大学院農学研究科]
井上 京 [北海道大学大学院農学研究科]

サロベツ泥炭地の農地を対象として,道路・圃場の地盤沈下の実態を調査した。道路・圃場ともに地点ごとの沈下にはばらつきがあり,不等沈下を起こしていた。沈下は現在も進行しており,道路では15年間で最大40cm,圃場では22年間で平均1.56mの沈下が生じていた。圃場では地点ごとの差が特に大きく,帯状の沈下部分が認められた。これは埋積河川跡に一致しており,泥炭の性質が沈下に大きく関係していると考えられる。

Keyword: 泥炭地, 農地利用, 地盤沈下
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農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.688-689 , 2003

発表番号 5-32

A study on storage operation method of Kinda Dam in the Panlaung River basin, Upper Burma

Daisuke Hayashi [Graduate school of Utsunomiya Univ]
Masakazu Mizutani [Faculty of Agriculture, Utsunomiya Univ.]
Akira Goto [Faculty of Agriculture, Utsunomiya Univ.]

上ビルマ・パンラウン川水系におけるキンダーダムの貯水運用方法に関する研究

○林大介 [宇都宮大学大学院農学研究科]
水谷正一 [宇都宮大学農学部]
後藤章 [宇都宮大学農学部]

パンラウン川水系のキンダーダムへの年間流入量は毎年大きく変動し,毎年の灌漑面積が大きく変動するばかりか,計画灌漑面積から大きく離れた実灌漑面積になっている.そこで本研究では,ダム流入量を効率的に利用するためのダム貯水運用方法の確立のため,毎年一定の雨季灌漑面積を保証するために,実流入量を用いてシミュレーションを行い,現行の雨季灌漑面積以上で,かつ毎年一定の雨季灌漑面積を保証できることを示した.

Keyword: 貯水運用, 渇水対策容量, キンダーダム
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農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.564-565 , 2002

発表番号 5-32

Ancient Irrigation System at Katabe Relics in Mie Prefecture

Syuuitirou Matumoto [Arrow consultant Co. ]
Masafumi TANAKA [Fac. Bioresources ,Mie Univ.]

三重県片部遺跡にみる古代農業水利

○松本 宗一朗 [アローコンサルタント株式会社]
田中 雅史 [三重大学生物資源学部]

三重県嬉野町において発掘された片部遺跡および貝蔵遺跡の水利施設について農業水利的な視点から検討したものである.地理情報システムの手法を用いて同遺跡の取水源を特定し、現存する取水地点から取水していたが、水路は自然河川であることを検証した.水路遺構について検討し、この施設がかんがい用水を貯留し、流向、流勢などの一連の調整をおこなう施設であることを考察した.

Keyword: GIS, 農業水利,
GET PDF=02/0205-32.pdf



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp., 2001

発表番号 5-32

Estimation of Evapotranspiration and Improvement of Water Use Pattern in Iran

Hossein Dehghani Sanij〔Tottori University Arid Land Research Center〕
Abbas Keshavarz〔Agricultural Research, Education and Extension Organization of Iran〕
YAMAMOTO Tahei〔Tottori University Arid Land Research Center〕

Estimation of Evapotranspiration and Improvement of Water Use Pattern in Iran

○Hossein Dehghani Sanij〔鳥取大学乾燥地研究センター〕
Abbas Keshavarz
Tahei Yamamoto〔鳥取大学乾燥地研究センター〕

農業部門はイランの経済における最も重要な役割を占めている.だが,1998年までは水利用効率が悪かったので,イラン農務省では同国における農業の水消費パターン(CPWAI)の収集を決定し,水利用効率の向上を図った.この研究により作物に必要な水の決定のためペンマン−モンティス法が採用され,20年間の気象統計量を用いて灌漑のための畑作物の用水量が600ヶ所の平野部における耕作パターンを基礎として推定された.

Keyword: Crop Water Requirement, Penman-Monteith, Iran
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農業土木学会全国大会講演要旨集 pp., 2000

発表番号 5-32

Effect of Tractive force on Soil Particles and Turbidity of the Red Soil in the Rill Erosion Process

○Samaresh Das〔Yamaguchi University〕
Tatsuro Kusaka〔Yamaguchi University〕
Mitsuo Fukada〔Yamaguchi University〕
Soichi Nishiyama〔Yamaguchi University〕

本研究では、リルの形成時において掃流力が土粒子および濁度に及ぼす影響等の関係を明らかにしました。縦100×横20×深さ11cmの侵食ボックスに深さ10cmで試料土を充墳し、27cm3/sの表面流を作用させた。20分の間に、2分おきに流出水を採取した。掃流力が微細粒子に与える影響は、特に侵食初期段階において顕著に見られ、土粒子の大きさによって流動中の土粒子の沈降速度が異なること等が明らかになった。

Keyword: 土壌浸食, 掃流力, 濁度
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農業土木学会全国大会講演要旨集 pp., 1998

発表番号 5-32

有限変形弾塑性FEMによる地盤の非排水支持力解析−有限変形解析と微小変形解析の比較を中心として−

九大農 ○東 孝寛・高山 昌照

有限変形理論と微小変形理論に基づく圧密変形(土/水連成)解析手法を用いて,帯状等分布荷重の作用する均質な等方正規圧密地盤の非排水支持力解析を行い,両解析結果の比較を通して,幾何学な形状変化(非線形性)が解析結果に及ぼす影響について検討した.その結果,幾何学的な形状変化(非線形性)を考慮した場合,考慮しない場合より地盤の極限支持力が大きくなり,その違いは,地盤の圧縮性が大きいほど大となることが分かった.

Keyword: 有限変形解析, 圧密変形解析, 支持力
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農業土木学会全国大会講演要旨集 pp., 1997

発表番号 5-32

水田のほ場整備事業における土づくり−社会資本投資としての土づくりに関する予備的研究(1)−

九州農業試験場 ○石田 憲治・島 武男
九州農業試験場 脇山 恭行・久保田 富次郎
義村 利秋 井上 浩・政策科学研究所 農林水産省構造改善局

Keyword: 農用地計画・整備, ほ場整備, 土壌
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農業土木学会全国大会講演要旨集 pp., 1996

発表番号 5-32

山形県における稲作反収量の長期予測

山形県農地計画課 長岡正一

Keyword: 稲作反収量, 水文統計, 長期予測
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