大区画化を行う水田圃場における土壌特性値の空間変動 (農業農村工学会要旨)



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.606-607 , 2015

発表番号 [6-03]

Spatial variability analysis of the paddy field soil under constricting enlargement

kashiwagi junichi[Reserch faculty of agriculture, Hokkaido University]・oota aoi[School of agriculture, Hokkaido University]

大区画化を行う水田圃場における土壌特性値の空間変動

柏木 淳一[北海道大学大学院農学研究院]・太田 葵[北海道大学農学部]

水田の大区画化が土壌の空間変動性に及ぼす影響を明らかにするために、大区画化を予定している従来の水田内と水田間の土壌について検討した。深さ15cmまでの表層は、下層に比べて肥沃度が高いものの、可給態窒素に関しては有意差が確認されなかった。これは下層に泥炭が含まれるためである。また隣接する水田間においても有意差が確認され、造成後の表層の低肥沃化と表土扱い直下の下層のバラツキが増大することが予想された。

Keyword: 泥炭地水田, 推測統計学, 土壌肥沃度診断
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.560-561 , 2014

発表番号 [6-03]

Effect of irrigation water management at Hachirogata reclaimed land on the load balance of nutrients

Kondoh Tadashi・Kanari Mari・
[Akita Prefectural University・Fukushima Purefecture]

八郎潟干拓地における用水管理が栄養塩類の負荷収支に及ぼす影響

近藤 正・金成 麻里
[秋田県立大学・福島県県北農林事務所]

八郎潟中央干拓地(大潟村)は指定湖沼でもある調整池八郎湖の流出水対策地区に指定され、6年間の第1期保全対策期間が終わる。負荷削減の努力は続いているが、夏期のアオコ大発生の改善の兆しはない。本報告では継続した水質・流量測定をもとに、八郎潟中央干拓地における窒素およびリン、懸濁物質の、用水管理の変更などによる負荷収支、差引排出負荷量へおよぼす影響について定量的評価を試みた。

Keyword: 水質, 水環境, 差引排出負荷
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp., 2013

発表番号 [6-03]

Snowmelt runoff analysis using temperature-index models for a heavy snow basin

TANAKA Akihiro [Graduate School of Agricurtural Science, Kobe University]
TANAKAMARU Haruya [Graduate School of Agricurtural Science, Kobe University]
TADA Akio [Graduate School of Agricurtural Science, Kobe University]

多雪流域における気温指数法を用いた融雪流出解析

○田中暁大 [神戸大学大学院農学研究科]
田中丸治哉 [神戸大学大学院農学研究科]
多田明夫 [神戸大学大学院農学研究科]

実用的で精度の良い融雪解析法を見出すことを目的として,気温指数法の適応性を検討した.気温日数法,近年提案された気温指数法4種と水津の簡易熱収支法を新庄,長岡,十日町の観測露場における積雪水量の推定に適用し,Hockの気温指数法が最良という結果を得た.さらに,宮城県・鳴子ダム流域における融雪流出解析にHockの気温指数法と簡易熱収支法を適用したところ,前者の方が長期流出量の再現性がやや良好であった.

Keyword: 降雪・融雪, 長期流出, 気温指数法
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp., 2013

発表番号 [企-6-3]

A present situation and subjects of an educationfor engineer at private enterprise in case of “Consulting Engineers”A present situation and subjects of an educationfor engineer at private enterprise in case of “Consulting Engineers”

matsuyama kimitoshi [Nippon Koei.co.,ltd.]

民間における必要な技術者教育の現状と課題-建設コンサルタントの事例-

○松山公年 [日本工営]

総合建設コンサルタントに20数年勤務する技術者の一人として、民間企業における技術者教育の現状と課題について、私見を含めて述べる。技術者として求められる資質、技術者として求められる3つの目、キャリアアップの必要性、技術者教育について技術者の一人として意見を示す。

Keyword: 建設コンサルタント, 技術者教育, キャリアアップ
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp., 2012

発表番号 [6-3]

Selection of suitable sites for allocating Paddy Field Dam project

Abe Satoshi [Graduate School of Science and Technology, Niigata University]
Yoshikawa Natsuki [Institute of Science and Technology, Niigata University]
Miyazu Susumu [Graduate School of Science and Technology, Niigata University]
Akeda Kaoru [Niigata Prefectural Federation of Land Improvement Association]
Misawa Shin-ichi [Institute of Science and Technology, Niigata University]

田んぼダム適地の選定

○阿部 聡 [新潟大学大学院 自然科学研究科]
吉川 夏樹 [新潟大学自然科学系]
宮津 進 [新潟大学大学院 自然科学研究科]
明田 薫 [新潟県土地改良事業団体連合会]
三沢 眞一 [新潟大学自然科学系]

近年増加傾向にある洪水被害への対策の一つとして田んぼダムが注目を集めている.田んぼダムの浸水軽減効果は取組地域毎に発現規模が異なるため,今後の普及にあたっては,戦略的な取組地域の拡大が求められる.本研究では,「洪水緩和の必要性」および「洪水緩和の効果」の両側面から新潟県内の田んぼダム取組適地を選定した.その結果,1058流域中63流域が取組適地となった.

Keyword: 田んぼダム, 取組適地, 洪水緩和機能
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.602-603 , 2011

発表番号 [6-03]

Evaluation structure of Bamboo Forest Landscape and its properties

Kumon Kohsuke [Graduate Schol of Bioresources, Mie University]
Ohno Ken [Graduate Schol of Bioresources, Mie University]
Nozawa Takuya [Graduate Schol of Bioresources, Mie University]

竹林景観の評価構造とその特性

九門 孝亮 [三重大学大学院生物資源研究科]
大野 研 [三重大学大学院生物資源研究科]
○野澤 拓矢 [三重大学大学院生物資源研究科]

近年、竹林の分布拡大に関する報告は見られるようになった。また、は良好とされる竹林の林分調査を行い、景観林としての竹林の管理指針の提案をしている報告もある。しかし、実際に景観評価を調査しているものはなく、竹林景観の評価構造が明らかではない。そこで、竹林を対象にアンケート調査を行いさらに因子分析、共分散構造分析を行うことで竹林の評価構造を明らかにし、今後の竹林の管理指針に役立てることを目的とした。

Keyword: 竹林景観, SD法, パス解析
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.46-47 , 2011

発表番号 [S6-03]

Estimation of global evapotranspiration using satellite remote sensing

Tasumi_Masahiro [Faculty of Agriculture, University of Miyazaki]

衛星リモートセンシングによる全球蒸発散量推定について

○多炭 雅博 [宮崎大学 農学部]

世界の水資源問題は悪化の一途をたどっているが、水資源問題の解決に向けて、筆者らはこれまで、乾燥地の灌漑農業地帯を中心に、衛星リモートセンシングを利用した蒸発散量推定に取り組んできた。また現在、この技術を応用して全球の蒸発散量推定技術の開発に取り組んでいる。これら一連の研究について、その概要を紹介する。

Keyword: 蒸発散, リモートセンシング,
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.594-595 , 2010

発表番号 [6-03]

Environmental action in KAMITSUBASHI District(KOBE City) “Regional community improvement through environmental conservation activities”

Uesugi_Takeo [Kobe Land Improvement Office, KobeDistrict Administration Office, Hyogo Prefectural Government]

集落基盤整備事業 上津橋地区の環境配慮〜環境保全活動を通じた地域づくり〜

○植杉 武生 [兵庫県神戸県民局神戸土地改良事務所]

農村振興総合整備事業(旧:集落基盤整備事業) 上津橋地区の実施に当たり、水棲生物の生息空間を確保するように配慮した水路整備にかかる検討手法、ならびに事業を契機とした地区住民の環境保全活動を通じた地域づくりについて紹介する。

Keyword: 圃場整備, 農村振興,
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.46-47 , 2010

発表番号 [企-6-3]

Analytical studies on light weight thrust restraint for buried bend

Kashiwagi Ayumu [Graduate school of agricultural science]
Kawabata Toshinori [Graduate school of agricultural science]
Mohri Yoshiyuki [National institute for rural engineering]
Okuno Satoshi [Graduate school of agricultural science]
Yanagiura Mitsuo [Hokuriku agricultural administration office]
Kawashima Hideki [Hokuriku agricultural administration office]

耐震性を考慮した軽量スラスト防護工法の解析的検討

柏木 歩 [神戸大学大学院農学研究科]
河端 俊典 [神戸大学大学院農学研究科]
毛利 栄征 [農村工学研究所]
 奥野 哲史 [神戸大学大学院農学研究科]
○柳浦 光男 [北陸農政局九頭竜川下流農業水利事業所]
川島 秀樹 [北陸農政局九頭竜川下流農業水利事業所]

埋設管の曲部に作用するスラスト力の防護対策として,耐震性を考慮した軽量なスラスト工法を考案し,DEM解析からそれら各種工法の挙動特性について検討した.

Keyword: 埋設管, 流動化処理土, 水平抵抗
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.594-595 , 2009

発表番号 [6-3]

Geotechnical properties of Padma riverbank material and its failure mechanism

Hossain Md. Bellal  [Mie University, Faculty of Bioresources]
Sakai Toshinori [Mie University, Faculty of Bioresources]
Zakaria Hossain [Mie University, Faculty of Bioresources]

Padma川河川堤防の土質特性と破壊状況

○ ホッセイン イムディベルラル [三重大学生物資源学研究科]
酒井 俊典 [三重大学生物資源学研究科]
座狩屋 保世院 [三重大学生物資源学研究科]

本論文では,バングラデシュのPadma川河川堤防における土質特性と破壊状況について,現地調査および土質試験から調査を行った。その結果、堤防材料はシルト系細粒土であり,含水比の増加にともなって強度が大きく低下するとともに透水性は大きくなることが示され,これらが洪水時に河川堤防崩壊の発生要因となると考えられた。また,堤防崩壊プロセスは主に、亀裂発生およびトップリング破壊によるものであることが分かった。

Keyword: バングラデシュ, 河川堤防, 土質特性
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.132-133 , 2009

発表番号 [企-16-3]

Research Activities on Optimal Biomass use at South-Western Island.

Yoshiyuki_Shinogi [National Agricultural Research Organization]
Teruhito_Miyamoto [National Agricultural Research Organization]
Koji_Kameyama [National Agricultural Research Organization]
Chen_Yan [National Agricultural Research Organization]

南西諸島に於いてバイオマスを活かすための研究活動

○凌 祥之 [(独)農業食品産業技術総合研究機構 農村工学研究所]
宮本 輝仁 [(独)農業食品産業技術総合研究機構 農村工学研究所]
亀山 幸司 [(独)農業食品産業技術総合研究機構 農村工学研究所]
陳 嫣 [(独)農業食品産業技術総合研究機構 農村工学研究所]

我々が沖縄県宮古島において実施中の,バイオマスの有効利用のための実証研究に関して,課題概要やこれまで得られた研究成果の概要を紹介する.特に,バイオマス利用による地下水保全の効果や持続的農業の推進等への貢献について報告する.また,成果の利活用に関しても紹介する.

Keyword: バイオマス,  ,  
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.46-47 , 2009

発表番号 [企-6-3]

The Relocation of Settlement in Honnomure District, Akune City, Kagoshima Pref.

SAITOH Susumu [Research Institute for Humanity and Nature]
HAYASHI Naoki [Research Institute for Humanity and Nature]

鹿児島県阿久根市本之牟礼地区における集落移転

○齋藤 晋 [総合地球環境学研究所]
林 直樹 [総合地球環境学研究所]

集落移転の事例は過去にいくつかあるが,その評価には批判的なものもある。本稿では,移転住民の評価も高い事例として,鹿児島県阿久根市本之牟礼地区で実施された集落移転を紹介する。ここは,住民側からの意見に端を発した移転であり,元来のコミュニティを維持したまま,高齢化が進む住民の生活環境を改善できた。当時の市担当者から提供された資料,および住民の方々などへのインタビュー調査で得られたことを中心に記述する。

Keyword: 積極的な撤退, 過疎地域集落再編整備事業, 集落移転
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.594-595 , 2008

発表番号 [6-3]

Study on the dynamic characteristic of sandy soil

Yoshihisa Yasushi [Incorporated Administrative Agency Japan Water Adency Water Resoruces Engineering Department ]
Saito Tetsuo [Central Giken Co.,Ltd]

砂質土の動的特性に関する一考察

○吉久 寧 [独立行政法人水資源機構 総合技術推進室]
斉藤 哲夫 [(株)セントラル技研]

サイクリックモビリティーは、繰返し荷重を受けて有効応力がゼロに近づいてから載荷時にせん断剛性の回復、除荷時に有効応力の減少を繰返していくがひずみは有限の大きさにとどまる現象として液状化と区別されることがあるとされている。本報文は、液状化とサイクリックモビリティーの現象について検討するため、砂質土を締固めて供試体を作製し繰返し三軸試験を行った事例を報告するものである。

Keyword: 土の動力学的性質, 液状化, サイクリックモビリティー
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.52-53 , 2008

発表番号 [企-06-03]

Weed management under organic farming system in rice fields and sustainability of the agroecosystem

MINETA Takuya [Natural Institute for Rural Engineering]

有機農法水田における雑草管理と農生態系の持続性

○嶺田 拓也 [農村工学研究所]

有機農業とは単に化学的に合成した製品の使用を避けるだけでなく,生物多様性等にも配慮した永続的な農法を希求していると理解される。現在,有機稲作では機械による除草をはじめとして,米ぬかなどの有機物施用や除草用動物の利用,マルチ栽培など様々な雑草管理が実施されている。しかし,水田生態系への影響が懸念されている外来生物の利用なども見られ,生態学的見地から持続的な技術であるかどうか検証する必要がある。

Keyword: 有機農法水田, 抑草方法, 農生態系の持続性
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.110-111 , 2008

発表番号 [企-16-03]

PROMISING CANDIDATE FOR PROFESSIONAL ENNGINEER REQUIRED BY CONSULTANT FIRM

OHORI TADASHI [NICHIGI-CROWN CONSULTANTS Inc.]

コンサルタント企業が求めるプロフェッショナル候補生像

○大堀 忠至 [日技クラウン株式会社]

「大学院生に関して、産業界など社会のニーズと大学院教育に乖離がある。」との指摘が見受けられる。農業農村に係るコンサルタントの企業として「求めるプロフェッショナル候補生像」を述べる。まず第一に「所定の大学院等の教育を受けた人材」を求めるのではなく、「将来プロフェッショナルとなりうる潜在能力」を求める。潜在能力とは主に「幅広い見識」に裏打ちされた「物事の課題を自ら見い出し、それを解決する能力」である。

Keyword: 技術者育成, 教育手法,
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.718-719 , 2007

発表番号 (6-3)

Most suitablelocation identification of a temporary pipeline at the disaster with GIS

Hayashi takuma [Graduate School of Agriculture, Kyoto university ]
Kobayashi Akira [Graduate School of Agriculture, Kyoto university ]
Aoyama Shigeyasu [Graduate School of Agriculture, Kyoto university ]

GISを用いた災害時の仮農業用パイプラインの最適路線選定手法

○林 太矩馬 [京都大学大学院農学研究科地域環境科学専攻]
小林 晃 [京都大学大学院農学研究科地域環境科学専攻]
青山 咸康 [京都大学大学院農学研究科地域環境科学専攻]

緊急時の仮設パイプラインを対象としてGISを用いた最適な路線選定の手法の開発を行った。加重コスト距離という概念を用いることでより効果的な路線選定を可能にした。路線の評価基準を作り出し選定された路線に適用した。その結果用いるコストにより経済性や安全性の特徴を持った路線が選定されることが分かった。

Keyword: パイプライン, 路線選定, GIS
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.112-113 , 2007

発表番号 (企-16-3)

NISHIDA_KAZUYA [Faculty of Agriculture, Tokyo university of Agirculture and technology]
FUJII_CHIHARU [Ecosystem Conservation Society, Japan]
SENGA_YUTARO [Faculty of Agriculture, Tokyo university of Agirculture and technology]

一時的水域で繁殖する魚類の生活史と保全策に関する研究−東京都日野市の向島用水における魚類の分布と移動・分散の調査結果から−

○西田 一也 [東京農工大学農学部]
藤井 千晴 [(財)日本生態系協会]
千賀 裕太郎 [東京農工大学農学部]

東京都日野市を流れる向島用水において水田等の一時的水域で繁殖する魚類の分布と移動・分散を調査し,生活史を推定した.ドジョウ,タモロコは越冬場や生育場を明らかにできた.シマドジョウは移動・分散の傾向を明らかにできた.ギンブナは冬季に死滅もしくは移出していると考えられたが,翌年に再び採捕され,移入の可能性があった.これらの知見を踏まえ,魚類個体群保全のための水路環境や水域ネットワークについて報告する.

Keyword: 魚類, 移動・分散, 生活史
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.48-49 , 2007

発表番号 (企-6-3)

Action plan to improve the JSIDRE research environment

MIZOGUCHI Masaru [Graduate School of Agricultural and Life Science, The University of Tokyo]
WATANABE Tsugihiro [Research Institute for Humanity and Nature]
KAKUDOU Hirobumi [Graduate School of Engineering, Kagawa University]
NAKAMURA Kimito [Graduate School of Agricultural , Kyoto University]
WATANABE Shirou [The Ministry of Agriculture, Forestry and Fisheries of Japan]
ISHIDA Satoshi [National Institute for Rural Engineering, National Agriculture and Food Research Organization]

農業土木分野の研究環境を向上させるための学会行動計画案

○溝口 勝 [東京大学大学院農学生命科学研究科]
渡辺 紹裕 [総合地球環境学研究所]
角道 弘文 [香川大学工学部]
中村 公人 [京都大学大学院農学研究科]
渡邊 史郎 [農林水産省 農村振興局]
石田 聡 [農業・食品産業技術総合研究機構 農村工学研究所]

農業土木分野における戦略的研究の推進を目的とし、昨年度の学会本大会において報告書「農業土木分野における戦略的研究展開のあり方について」が公開された。その後、戦略的研究推進小委員会は、この報告書のフォローアップの一つとして、「戦略的研究申請書作成助成制度」を設立した。本発表では、この助成制度を中心に農業土木分野の研究環境向上のために学会が取り組むべき事項について議論するための題材を提供する。

Keyword: 戦略的研究, 学会, 研究資金獲得
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農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.566-567 , 2006

発表番号 6-3

Improvement of the brackish water sediment by using fine demolished concrete

ASHIDA Hidemasa [Gladuate School of Life and Environmental Science,Shimane University]
KUWABARA Tomoyuki [Faculty of Life and Environmental Science, Shimane University]
HYODO Masahiro [United Graduate School of Agricultural Science, Tottori University]
NONAKA Tsuguhiro [Faculty of Life and Environmental Science, Shimane University]

解体コンクリート微粒分を用いた汽水域の底質改善

○芦田 英聖 [島根大学大学院生物資源科学研究科]
桑原 智之 [島根大学生物資源科学部]
兵頭 正浩 [鳥取大学大学院連合農学研究科]
野中 資博 [島根大学生物資源科学部]

本研究では,汽水域の底質を改善することが可能な水質浄化資材を開発するため,解体コンクリート微粒分を用いて覆砂材を作製した。まず,覆砂材を用いてリン吸着実験を行った結果,覆砂材はリン除去能力を持つことがわかった。そして,室内にて実際の底質に覆砂材を撒いても,底質から溶出するリンを除去した。よって,解体コンクリート微粒分を用いて作製した覆砂材は,汽水域の底質を改善することが可能である。

Keyword: 解体コンクリート, 覆砂材, 底質改善
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農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.120-121 , 2006

発表番号 企画16-03

Forms and Changes of Sand Deposit on a Porous-concrete-lining Flume in the Southern Isawa Area

MIWA Hajime [Faculty of Agric., Iwate Univ.]
SATO Kenji [U. G. S. A. S., Iwate Univ.]
KOBAYASHI Motoyoshi [Faculty of Agric., Iwate Univ.]

いさわ南部地区ポーラスコンクリート水路における堆砂とその変化

○三輪 弌 [岩手大学農学部]
佐藤 健司 [岩手大学大学院連合農学研究科]
小林 幹佳 [岩手大学農学部]

いさわ南部に建設されたポーラスコンクリート台形水路に,断続的に堆砂が発生し水生昆虫等の生育に良好な環境を作り出している.堆砂形状の出水による変形を,横断測量と記録写真の比較から把握するとともに,出水時の水理量観測によって下流のコンクリート矩形水路の流況とのちがいを明らかにした.ポーラスコンクリート水路の流速は,通常のコンクリート水路の流速の1/2程度であり,このことが堆砂を発生させる要因であった.

Keyword: 環境配慮型水路, ポーラスコンクリート, 堆砂変化
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農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.38-39 , 2006

発表番号 企画6-03

Syumitsu Kurokawa [Tonami-City Office Agricultural Land and Forestry Section]

田園空間整備事業となみ野地区における散居景観・伝統文化等の保全の取り組みについて

○黒河 修光 [富山県砺波市役所  商工農林部農地林務課]

砺波平野の散居村は、屋敷林に囲まれた農家が点在し、緑で覆われた小島が大海原に浮かぶ姿にも似て大変美しく、わが国を代表する農村の原風景のひとつです。となみ野地区を構成する市では、「美しい農村地域全体が博物館である」との考え方に基づき、地域住民による「散居景観を活かした地域づくり協定」の締結や屋敷林の維持保全活動等の取組みを実施し、美しい散居村を後世に伝える施策を推進している。

Keyword: 散居景観, 屋敷林,
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農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.558-559 , 2005

発表番号 6- 3

Investigation of Pipe in Channnel with Improvement of Old Channnels

Okauji Toshiki [Kurimoto Plastics Co.,LTD  ]
Mohri Yoshiyuki [National Institute for Rural Engineering   ]
Ishikawa Kozo [Sumitomo Osaka Cement Co.,LTD]
Shiwa Hirohito [Estec Co.,LTD]
Mamiya Satoshi [Kurimoto Plastics Co.,LTD  ]

老朽化した開水路のパイプライン化についての検討

○岡氏 敏樹 [栗本化成工業株式会社]
毛利 栄征 [農業工学研究所造構部]
石川 浩三 [住友大阪セメント株式会社]
志和 裕人 [株式会社エステック]
間宮 聡 [栗本化成工業株式会社]

老朽化した開水路の補修・改修法としてFRPM管を水路内に設置し,管と既設水路の隙間にモルタル系の裏込め材を充填する工法が挙げられる.本研究では,この工法において更に有効な水理断面を得るために,馬蹄形や角形の特殊形状FRPM管を用いた場合,管がどのような挙動を示すのか模型実験により確認したので報告する.

Keyword: 改修工法, 水路, 管路
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農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.56-57 , 2005

発表番号 企- 6- 3

Information-Orientation and its Purposes or Motives for Rural Development

Matsuo Yoshio [Faculty of Agriculture, Ehime University]

農村振興における農村の情報化とその利活用

○松尾 芳雄 [愛媛大学農学部]

農業農村情報研究部会第1回勉強会(立上準備段階)での農村計画分野からの話題提供の概要を補足修正した内容について述べる。主に、農村振興の整備対象である1.農業生産基盤と2.農村生活環境、整備目標としての3.農村振興、整備現場における4.地域変容、非日常的だが影響力の大きい自然災害への対応(5.地域防災・減災)面での視点から、農村の情報化と利活用を整理し、最後に農村アメニティの空間視点を交えて小考を加える。

Keyword: 農業生産, 農村生活, 農村振興
GET PDF=05/05S06-03.pdf



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.436-437 , 2004

発表番号 6- 3

Simulation of Reduction of Loads in Stormwater Runoff by using a Lagoon

Furukawa Masayuki [School of Environmental Science, University of Shiga Prefecture]
Kaneki Ryoichi [School of Environmental Science, University of Shiga Prefecture]

内湖を用いた降雨流出負荷の削減

〇古川 政行 [滋賀県立大学環境科学部]
金木 亮一 [滋賀県立大学環境科学部]

内湖が持つ降雨流出の貯留・削減効果を高めるため,内湖の流入・流出地点に堰を設けて,ファーストフラッシュを内湖に閉じ込める場合についてシミュレーションを行った.閉切り開始から24時間において沈降除去された懸濁物の量は,堰を操作したほうが1.2〜2倍ほどに増加していた.ただし,琵琶湖の水位によってファーストフラッシュを貯留できる容量が増減するため,懸濁物の沈殿除去量も変動することが示唆された.

Keyword: 水質, 内湖, 降雨流出
GET PDF=04/0406-03.pdf



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.(S)152-(S)153 , 2004

発表番号 S16- 3

The Foreign Instance of Biogas Plants

SHIKAMA Tetsuo [The Japan Association of Rural Sewerage]

バイオガスプラントの海外事例について

○鹿間 哲男 [(社)日本農業集落排水協会]

Keyword: , ,
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農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.736-737 , 2003

発表番号 6-3

Difference in residents' attitude about landscape of irrigation canal by their degree of urbanization-In case of MIZUSAWA urban region, IWATE pref.-

NAMIOKA Hiroki [Graduate school of Agriculture,Iwate Univ.]
FUJISAKI Hiroyuki [Faculty of Agriculture,Iwate Univ.]
FUJII Katsumi [Faculty of Agriculture,Iwate Univ.]

都市化の度合いによる水路景観に対する住民意識の相違―岩手県水沢都市圏の調査から―

○並岡 広樹 [岩手大学大学院農学研究科]
藤崎 浩幸 [岩手大学大学院農学部]
藤井 克己 [岩手大学大学院農学部]

岩手県水沢都市圏で市街地中心からの距離の異なる4地区で水路構造を考慮した8種類の水路景観についてその捉え方の違いを調査した。景観評価にはSD法を用い、18の形容詞対を7段階で評価してもらった。その結果、都市化の度合いよりも「職業」、「世代」が景観評価に影響を与えることがわかり、水路景観評価の代表的な評価尺度として「やすらぎ」、「清涼性」が抽出された。

Keyword: 水路景観, 都市化, 水沢市・胆沢町
GET PDF=03/0306-03.pdf



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.612-613 , 2002

発表番号 6-3

Expectation and Participating Consciousness of the Inhabitants for Improvement of Ecomuseum at the Basin of Shimamori in Aomori Prefecture

Chie Yamada [Graduate School of Veterinary Medicine & animal Sciences, Kitasato University]
Toshiyuki Imai [School of Veterinary medicine & Animal Sciences, Kitasato University]
Toshihiro Hattori [School of Veterinary medicine & Animal Sciences, Kitasato University]

青森県島守盆地地区における田園空間博物館の整備への住民の期待と参加意識

○山田 千恵 [北里大学大学院獣医畜産研究科]
今井 敏行 [北里大学獣医畜産学部]
服部 俊宏 [北里大学獣医畜産学部]

 近年、農村地域の活力が低下しており、その現状を打開するために様々な努力が行われている。本研究では、歴史的遺産の保存・活用を通じて新しい農村活性化の方向を探るため、田園空間博物館の整備に対する住民の期待と参加意識等について明らかにする。

Keyword: 田園空間博物館, 歴史的遺産, 住民参加
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