農地における生竹チップマルチングの効果 (農業農村工学会要旨)



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.539-540 , 2023

発表番号 [8-11]

Effects of mulching with fresh bamboo chips in agricultural land

Takanori KANEKO[Department of Agricultural Engineering Faculty of Agro-Environmental Science, Tokyo University of Agriculture, Japan]・Tomonori FUJIKAWA[Department of Rural Science Faculty of Agro-Environmental Science, Tokyo University of Agriculture, Japan]・Toshimitsu ASAI[Department of Rural Science Faculty of Agro-Environmental Science, Tokyo University of Agriculture, Japan]

農地における生竹チップマルチングの効果

○金子 貴徳[東京農業大学]・藤川 智紀[東京農業大学]・浅井 俊光[東京農業大学]

現在,放置竹林の拡大が問題となっている.本研究では,竹粉より分解が遅い竹チップに着目し,生竹チップのマルチング資材としての利用可能性について明らかにすることを目的とした.結果から,生竹チップのマルチングをすることで,冬期の防霜効果や土壌動物の多様性を保つことができることが示された.しかし,C/Nが高いことから施用後長時間が経過しても窒素飢餓を発生する可能性があり,その施肥量には注意が必要である.

Keyword: 竹害,農地保全,地温,土壌動物,C/N, ,
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.529-530 , 2022

発表番号 [8-11]

Integrated GIS for Farmland Information in Municipality

○ASHIDA Toshifumi[Institute for Rural Engineering, NARO]

市町村における農地情報の統合型GISの構築

○芦田 敏文[農村工学研究部門]

市町村農業委員会が整備・管理している農地地図をベースに,農地台帳の属性に他の農政部署で利用する属性情報を追加し,市町村の農政部署で共通に利用できる農地情報の統合型GISとしてシステムを構築・利用することは極めて有用である。本報告では、モバイルGISを核とした「農地一筆調査支援システム」の現地実装の実践経験から、市町村における農地情報の統合型GISの構築・利活用について考察を行う。

Keyword: 農地情報,統合型GIS,モバイルGIS,現地実装, ,
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.118-119 , 2021

発表番号 [2-22]

Estimate of runoff ratio, rainwater retention curve and Curve Number in the basin of the Rainwater Harvesting Ponds in Tarama Island

Shiba Naoko[ Graduate School of Agriculture University of the Ryukyus ]・Sakai kazuhito[ Graduate School of Agriculture University of the Ryukyus ]

多良間島の畑面集水型貯水池集水域における流出率,雨水保留曲線およびカーブナンバーの推定

○芝 尚子[琉球大学大学院]・酒井 一人[琉球大学大学院]

多良間島は河川がなく灌漑水を天水や畑面集水型貯水池に頼っている.そのため常に干ばつ問題に晒されている.現在は地下水10%および畑面集水型貯水90%を利用した灌漑事業が計画されている.地下水資源を保全しながら灌漑を進めていくには貯水池を最大限有効に利用する必要がある.そこで本研究では,観測水位データのノイズ除去を行い流域の土地利用と流出特性の関係およびモデルによる貯水池流入量の再現性の検討を行った.

Keyword: 畑面集水型貯水池、淡水レンズ, 流出率、雨水保留曲線, カーブナンバー
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.118-119 , 2019

発表番号 [T-15-1]

Musashi eastern lowland water-channel system‐the legacy of the greater Edo city plan-

FUJIWARA Tomoko[NPO Forum Aquarium(Water Forum)]

江戸のまちづくり計画が遺した武蔵東部低地の水ネットワーク

藤原 悌子[水のフォルム]

江戸のまちづくりは,城と城下を並行して外縁から後背地,全国まで視野に入れた総合計画に基づき進められた。お陰で強靭な江戸を築くことができ,その基盤は東京に引継がれている。そこで整備された利根川と江戸を結ぶ「葛西用水・見沼代用水」も,埼玉の水田のみならず周囲を潤す貴重な水みちとして遺されている。しかし今,その維持管理が脆弱になり,都市と農村の連携が模索されている。江戸初期のまちと村の総合開発を追った。

Keyword: 江戸のまちづくり、水路網, 利根川東遷、荒川西遷, 葛西用水
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.692-693 , 2019

発表番号 [8-11]

Evaluation of Water Consumption in Sugarcane Field Using Capacitance Sensors

Hiroki Hiyama[Faculty of Agriculture, Kagoshima University]・Kazuro Momii[Faculty of Agriculture, Kagoshima University]・Shinichi Takeuchi[School of Marine Science and Technology, Tokai University]

土壌水分測定に基づくサトウキビ圃場の消費水量の評価−種子島・沖永良部島試験圃場での検討−

肥山 浩樹[鹿児島大学]・籾井 和朗[鹿児島大学]・竹内 真一[東海大学]

灌漑計画の策定や地域水資源の有効活用の観点から、作物の消費水量を適切に評価することは重要である。本研究では、鹿児島県の島嶼域である種子島と沖永良部島にいて、基幹作物であるサトウキビ圃場の土壌水分を静電容量型土壌水分計で計測し、その日消費水量を評価した。また、従来からの課題であった土壌水分計の校正は、現地での定容積サンプリングを行うなどして、比較的簡便に必要な精度を確保した。

Keyword: サトウキビ, 消費水量, 静電容量型土壌水分計
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.118-119 , 2018

発表番号 [S-15-3]

Machine learning application for measurement of agricultural water needs

makoto TSUKISE[Ministry of Agriculture, Forestry and Fisheries Kinki Regional Agricultural Administration Office]

機械学習を活用した農業用水需要の予測手法

槻瀬 誠[近畿農政局]

近年、機械学習により過去の観測値を用いて将来を予測する手法がサービス業等で使われ始めている。しかし、農業農村工学分野では気機械学習が十分に活用されているとは言い難い。そこで、気象条件から機械学習を活用して農業用水需要の予測を試みた。その結果、機械学習により気象条件から水需要を予測することが可能であることが確認できた。今後は他の農業農村工学分野においてもさらに機械学習の有効性を検証する必要がある。

Keyword: 機械学習, 水管理, 予測
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.644-645 , 2018

発表番号 [8-11]

Hydraulic Simulation of Pipeline System with Regulating Tanks Located in Series

Marie Mitsuyasu[Sanyu Consultants Inc.]・Atsushi Namihira[Institute for Rural Engineering, NARO]

直列配置された調整水槽をもつパイプラインシステムの水理解析

光安 麻里恵[(株)三祐コンサルタンツ]・浪平 篤[農村工学研究部門]

水配分の均一化や維持管理費の低減を目的として低圧パイプラインに再編予定の地区を対象に、剛性モデルによる水管理時の課題の検討を行った。直列に並んだ2つの調整水槽間で、8分周期、最大振幅10cmのサージングが発生すること、調整水槽から近い水槽と遠い水槽では1日分の取水に必要な時間に2時間の差があることを確認した。

Keyword: 剛性モデル, 低圧パイプライン,
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.118-119 , 2017

発表番号 [G-1-5]

Thermal analysis of saturated permeable concrete of the thermal characteristics value considering thermal dependence

raniya kikuchi[Graduate School of Sustainability Science, Tottori University]・Masahiro Hyodo[Faculty of Agriculture, Tottori University]・Hidehiko Ogata[Faculty of Agriculture, Tottori University]

熱特性値の温度依存性を考慮した飽和ポーラスコンクリートの温度解析

菊池 史織ラニヤ[鳥取大学大学院]・兵頭 正浩[鳥取大学]・緒方 英彦[鳥取大学]

ポーラスコンクリートの凍結融解作用による早期機能低下を解決するためには、飽和状態の温度変化を明らかにする必要がある。これまでの研究より、空隙中に存在する水が氷の状態である低温飽和状態の降温過程においては過冷却の影響により温度が下がるにつれて実測温度と解析温度に差が生じる事が分かった。本研究では、この問題を解決するために温度依存性を考慮した温度解析を行った。

Keyword: 凍結融解, ,
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.600-601 , 2017

発表番号 [8-11]

Shear properties of clay specimen sampled atthe drainage tunnel for landslides

Kawamoto Osamu[Nihon University College of Bioresource Sciences]・Tsukada Hanayo[Nihon University College of Bioresource Sciences]・Ai Tomomi[Nihon University College of Bioresource Sciences]

地すべり地域の排水トンネル坑内で採取された粘土のせん断特性

川本 治[日本大学]・塚田 華世[日本大学]・藍 友美[日本大学]

地すべり地域の排水トンネル内ではらみ出しを生じた粘土試料を対象として、今後の地すべり防止対策を立案する上で重要な資料と考えられるリングせん断試験・三軸圧縮試験試験で測定した結果を示した。残留強度・完全軟化強度の測定結果と間隙比の関係等を明らかにした。

Keyword: 土の静力学的性質, ,
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.819-820 , 2016

発表番号 [8-11]

Improvement of biogas combustion efficiency at farm households

Izumi Taro[Japan International Research Center for Agricultural Sciences]・Tran Sy Nam[Can Tho University, Vietnam]

農家レベルでのバイオガス燃焼効率の改善

泉 太郎[国際農林水産業研究センター]・チャンシー ナム[カントー大学]

途上国では,温室効果ガスの排出削減や燃料経費節減の観点から,簡易なバイオガス発生装置の導入によるバイオガスの利用が促進されている.バイオガスを調理用燃料として利用する場合,不完全燃焼となり易く,排出削減に負の影響を及ぼす.本報では,ベトナムの農家におけるバイオガスの燃焼効率の改善を目的として実施した,バイオガスと空気の最適な混合比を検証するための試験結果及び調理用コンロの改良について報告する.

Keyword: バイオガス, 燃焼効率, 調理用コンロ
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.118-119 , 2015

発表番号 [S14-5]

Effect of biochar application on soil physical and chemical properties in a sandy soil field

KAMEYAMA KOJI[National Institute for Rural Engineering, NARO]・IWATA YUKIYOSHI[National Institute for Rural Engineering, NARO]・SASAKI KOICHI[Sakai Agriculture and Forestry General Office, Fukui Prefectural Government]・NARUOKA MICHIO[National Institute for Rural Engineering, NARO]・MIYAMOTO TERUHITO[National Institute for Rural Engineering, NARO]

砂質土圃場へのバイオ炭施用が土壌の物理・化学性に与える影響

亀山 幸司[農研機構農村工学研究所]・岩田 幸良[農研機構農村工学研究所]・佐々木 康一[福井県坂井農林総合事務所]・成岡 道男[農研機構農村工学研究所]・宮本 輝仁[農研機構農村工学研究所]

本報では,バイオ炭(バーク炭)の砂質土圃場への施用が土壌の保水性・保肥性等の理化学性に与える影響について検討した.現地において,対照区(0t/ha施用区),炭多量区(48t/ha施用区),炭少量区(24t/ha施用区)を設定し,炭施用前,炭施用直後,一作栽培後の土壌理化学性の変化を比較した.その結果,炭多量区では,有効水分量やCEC等が増加し,水・肥料成分の下方移動が抑制される可能性が示唆された.

Keyword: バイオ炭, 保水性, 保肥性
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.794-795 , 2015

発表番号 [8-11]

Influences of damages of existing pipes on deformation of liners

ARIYOSHI MITSURU[National Agriculture and Food Research Organization]・MOHRI YOSHIYUKI[Ibaraki University]

既設管の損傷が現場硬化管の変形に与える影響

有吉 充[農研機構]・毛利 栄征[茨城大学]

既設管の損傷が現場硬化管の挙動に与える影響を明らかにするため、模型実験を実施した。その結果、既設管にひびわれがある場合でも、鉄筋が健全であれば、現場硬化管はほとんど変形しないことが分かった。また、鉄筋が切断し、コンクリートにひび割れが生じた場合でも、既設管があることで、現場硬化管のたわみ量は減少する。但し、ひずみは、既設管があることで、現場硬化管単体よりも大きくなる場合がある。

Keyword: 埋設管, 模型実験, 現場硬化管
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.118-119 , 2014

発表番号 [S14-4]

Importance of “On-site Knowledge” for disaster restoration

Tomosho Tatsumi・Arita Hiroyuki・Hashimoto Sizuka
[National Institute for Rural Engineering, NARO・Faculty of agriculture, Niigata University・Graduate School of Global Environmental Studies, Kyoto University]

「現場知」の重要性−災害復旧過程の多様性・複雑性の視点から−

友正 達美・有田 博之・橋本 禅
[(独)農研機構農村工学研究所・新潟大学農学部・京都大学大学院地球環境学堂]

東日本大震災の後、農業農村の災害対応に携わった技術者が、その経験を「現場知」として記録し共有することが重要である。「現場知」の収集、整理によって、今後発生が懸念されている南海トラフを震源とする巨大地震等の大規模災害の発生時に、課題解決に役立つ情報が飛躍的に増大し、迅速、容易にアクセスできるようになる。多くの技術者、研究者の「現場知」の収集と継承への参加を期待したい。

Keyword: 現場知, 災害復旧, 東日本大震災
GET PDF=14/S14-4.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.738-739 , 2014

発表番号 [8-11]

An investigation for influence of several factors on safety of pipelines -data expansion and new trends-

Ibata Takeshi・Nishiyama Tatsuro・
[Faculty of Agriculture, Ehime University]

農業用パイプラインの事故要因分析−調査対象拡充と新たな傾向−

井端 洸・西山 竜朗
[愛媛大学農学部]

農業用パイプラインの適切な設計・維持管理への貢献を目的とし,その事故実態を調査した。過去の研究で管種ごとの事故発生頻度の差異が確認されつつあり,本研究ではその成果をさらに発展させ,対象地区を大幅に追加した調査を実施した.実務資料の情報から布設延長ならびに供用年数あたりの事故件数と,管種,口径ならびに供用年数との関係を整理し,その結果,管種や口径に対する事故の起こりやすさとして一定の傾向が得られた.

Keyword: パイプライン, 維持管理, 事故率
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp., 2013

発表番号 [8-11]

Nitrate Removal by Application of Sulfur Denitrification Process in Groundwater

Nakano Takuji [Faculty of Agriculture University of The Ryukyus]
Yasumoto Jun [Faculty of Agriculture University of The Ryukyus]
Kamori hiroshi [Nippon steel & sumikin engineering co., LTD.]
Majya Kose [Meiken co. LTD]

特殊硫黄資材を用いた地下水中の硝酸性窒素の脱窒について

○中野拓治 [琉球大学農学部]
安元 純 [琉球大学農学部]
嘉森裕史 [新日鉄住金エンジニアリング]
真謝孝正 [名建産業]

沖縄本島南部地域地下水の硝酸性窒素濃度は,近年,横ばい又は上昇傾向を示すとともに,環境基準値を超過する地下水観測地点も存在している.このような状況を踏まえ, 地下水硝酸性窒素を対象として,特殊硫黄資材を用いた浄化効果を考察した結果,琉球石灰岩を特殊硫黄材の支持材として混合したカラムにおいては,砕石等を支持材として用いたカラムに比較して硝酸性窒素をより低い濃度に処理できることが確認された.

Keyword: 特殊硫黄材, 硝酸性窒素, 地下水
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp., 2012

発表番号 [8-11]

Development of Dry Process for Removing Cs from Soil Contaminated with Radioactive Materials

Yuzo Manpuku [Japan International Research Center for Agricultural Science ]
Keiichi Miura [Taiheiyo Cement Corporation]
Tadashi Sasaki [JGC Corporation]
Takeshi Kimura [National Agriculture and Food Research Organization]
Takashi Kuwabara [Tokyo Electric Power Company]

放射性物質汚染土壌等からの乾式Cs除去技術の開発

○万福裕造 [国際農林水産業研究センター]
三浦 啓一 [太平洋セメント株式会社]
佐々木 忠志 [日揮株式会社]
木村 武 [農研機構]
桑原 隆 [東京電力株式会社]

除染を推進していく上で、大量に発生する除去物の減容化は中間貯蔵施設の設置がなかなか進捗しないことから重要な課題となっている。そこで、今回の研究では福島県内の放射性物質に汚染された農地土壌に、高性能反応促進剤を添加して小型回転式昇華装置を用いて高温で連続昇華させることにより、土工資材等に利用可能なレベルにまで、当該汚染土壌からその含有する放射性セシウムを分離・除去する技術(乾式セシウム除去技術)を開発した。この技術を用いることにより中間貯蔵施設で管理する土量を大幅に低減することができる。

Keyword: 東日本大震災, 農地除染, 復興対策
GET PDF=12/12008-11.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.118-119 , 2011

発表番号 [1-15]

A research on identification accuracy of local people participatory survey on paddy waters animals

FUNAKAWA Haruka [Graduate School of Utsunomiya Univ.]
MIZUTANI Masakazu [Utsunomiya Univ.]
GOTO Akira [Utsunomiya Univ.]

水田水域における住民参加型生きもの調査の同定精度に関する研究

○船川 はるか [宇都宮大学大学院(前)]
水谷 正一 [宇都宮大学農学部]
後藤 章 [宇都宮大学農学部]

栃木県では、「農地・水・環境保全向上対策」の一環として「田んぼまわりの生きもの調査」が全活動組織で行われている。本研究では、栃木県の375組織が行った調査結果を用いて住民参加型の生きもの調査における同定精度を把握することとした。対象種を16種とし、詳細な同定精度を把握すると同時に、同定を間違えやすい種を把握し、同定を間違えないための対策を検討した。

Keyword: 田んぼの生きもの調査, 同定精度, 住民参加
GET PDF=11/11001-15.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.118-119 , 2010

発表番号 [1-06]

Influence of winter ground heat flux on snowmelt infiltration in early spring

iwata yukiyoshi [National Agricultural Research Center for Hokkaido Region]
nemoto manabu [National Agricultural Research Center for Hokkaido Region]
hasegawa shuichi [Hokkaido University]
yanai yosuke [National Agricultural Research Center for Hokkaido Region]
kuwao kazunobu [Hokkaido University]
hirota tomoyoshi [National Agricultural Research Center for Hokkaido Region]

真冬の雨とその後の気温低下がもたらした春先の融雪水の浸透抑制

○岩田幸良 [北海道農業研究センター]
根本学 [北海道農業研究センター]
長谷川周一 [北海道大学]
柳井洋介 [北海道農業研究センター]
桑尾和伸 [北海道大学]
廣田知良 [北海道農業研究センター]

土壌凍結と春先の融雪水の浸透量の関係を評価するため、農地で水と熱の移動に関する観測をおこなったところ、凍結深がほぼ同じにもかかわらず、融雪水の浸透が凍結層により抑制される場合とされない場合があることが明らかになった。融雪水の浸透が抑制される場合には寒い時期に一時的に気温が高くなり降雨が発生し、その後、再び気温が低下することで地表面付近の氷が増加するためであることが、数値解析の結果から示唆された。

Keyword: 凍上・凍結, 水分移動, 熱移動
GET PDF=10/10001-06.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.828-829 , 2010

発表番号 [8-11]

Verification on population density and distribution of benthos in habiting ecologically-sound land consolidated field

Matsuzawa Shinichi [Nagano Prefecture]
Mizutani Masakazu [Utsunomiya University]

生態系保全型圃場整備地域におけるベントスの生息状況の検証

○松澤 真一 [長野県]
水谷 正一 [宇都宮大学]

谷津田で施工された生態系配慮型圃場整備地域において、水路底の底生動物を圃場整備前後で生物相、個体数を比較した。その結果、保全対象種であるホタル類、サワガニの個体群の維持が確認された。また、底生動物の約8割の分類群については圃場整備前後で生息が確認され、総個体数も大きな変化は認められなかった。

Keyword: 生物多様性, 圃場整備, 底生動物
GET PDF=10/10008-11.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.744-745 , 2009

発表番号 [8-11]

Dispersion and movement of Japanese rice fish Oryzias Latipes in Consolidated paddy fields aiming at ecological consideration

Nagumo jyou [Graduate School of Agriculture, Iwate University]
Azuma Atuki [Faculty of Agriculture, Iwate University]
Hirota junnichi [Faculty of Agriculture, Iwate University]
Sato Takanori [Graduate School of Agriculture, Iwate University]
Kinndaichi Ayano [Faculty of Agriculture, Iwate University]

生態系に配慮した圃場整備水田におけるメダカの移動・分散

○南雲 穣 [岩手大学大学院農学研究科 ]
東 淳樹 [岩手大学農学部]
広田 純一 [岩手大学農学部]
佐藤 貴法 [岩手大学大学院農学研究科 ]
金田一 彩乃 [岩手大学農学部]

本研究の対象地区である一関市川崎町門崎地区では,メダカが多数存在し,種を対象とした環境保全場所を確保することの必要性に基づきメダカの生息が可能な生態系配慮型の圃場整備が行われた。その後,メダカの移動・分散のモニタリング調査を通して,メダカ配慮施設の機能評価を行なう為の基礎データを得ることにした。

Keyword: 環境保全, ,
GET PDF=09/09008-11.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.766-767 , 2008

発表番号 [8-11]

Characteristics of the heat boundary at the water surface with degree growing thickly of aquatic plants

Hamagami Kunihiko [Graduate School of Bioresource and Bioenvironmental Science, Kyushu University ]
Mori Ken [Faculty of Agricalture,Kyushu University ]
Hirai Yasumaru [Faculty of Agricalture,Kyushu University ]

水生植物の密生度による水面熱境界の応答特性

○濱上 邦彦 [九州大学大学院生物資源環境科学府]
森 健 [九州大学大学院農学研究院]
平井 康丸 [九州大学大学院農学研究院]

水生植物の繁茂が熱対流の規模に及ぼす影響について,水槽実験より検討した.吸収日射量に関しては,植物体の葉が厚くなるほどその遮蔽率が大きくなり,水中照度は大きく減少した.その結果,受熱期における水面での熱フラックスは小さくなった.また放熱期においても植物体の存在が水域から大気へむかう熱移動を阻害し,水面における熱フラックスが小さくなるため,混合層の発達速度も小さくなる結果を得た.

Keyword: 閉鎖性水域, 熱対流, 照度
GET PDF=08/08008-11.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.118-119 , 2008

発表番号 [企-17-03]

Outline of MAFF's rural power support model project for rural village activation

MUNETA Isao [Ministry of Agriculture, Forestry and Fisheries, Rural Development Bureau,]

農山漁村地域力発掘支援モデル事業の概要

○宗田 功 [農林水産省 農村振興局]

本報では,平成20年度に農林水産省の新規事業として創設された「農山漁村地域力発掘支援モデル事業」の概要紹介を行う。この事業の特徴は,地域資源を活かした持続可能かつ活力ある農山漁村の実現に向けて,地域住民・都市住民・NPO・企業など多様な主体を地域づくりの新たな担い手としてとらえ,これらの協働により「農山漁村生活空間」の保全・活用を行うモデル的な取り組みに対して直接支援する点にある。

Keyword: 農村振興, モデル事業, 直接支援
GET PDF=08/08S17-03.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.118-119 , 2007

発表番号 (企-18-1)

How Can We Orientate “Climate” and “History” within Framework of Rural Landscape?

SAKATA Yasuyo [Ishikawa Prefectural University]
HATTORI Toshihiro [Kitasato University]

農村景観体系に「風土」「歴史」をどのように位置づけるか?

○坂田 寧代 [石川県立大学]
服部 俊宏 [北里大学]

「水とみどりの『美の里』づくりへの対応検討準備会」では,「そもそも良い農村景観とは何か」という問に対して幹事間の共通認識を得,「研究の枠組み」を構築することに重点を置いて2006年度の活動を進めてきた.その議論の中で課題として残されたのが,「風土」「歴史」の定義,および,それらと農村景観の関わりである.本報では「農村景観の捉え方」を本セッションのテーマに選定するに至った経緯を述べる.

Keyword: 水とみどりの「美の里」プラン21, 農村景観, 研究の枠組み
GET PDF=07/07S18-01.pdf



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.816-817 , 2006

発表番号 8-11

Mechanical Property of Suffered Farm Pond Dike Subjected to Aging Effect

KIMATA Takashi [Osaka Prefecture University]
OGAWA Masahiro [Osaka Prefecture University]

経年変化を受けた被災ため池堤体の力学特性に関する考察

○木全 卓 [大阪府立大学大学院生命環境科学研究科]
小川 正宏 [大阪府立大学大学院生命環境科学研究科]

平成16年の台風23号により決壊したため池について,不攪乱状態における堤体材料の三軸圧縮試験を行い,その力学特性について考察した.また,練返した試料の三軸圧縮試験も行い,堤体の力学特性が経年変化によって受ける影響についても検討した.その結果,ため池堤体として直接決壊につながるような状態にはないことが確認できるとともに,経年変化によって堤体の強度が減少しても内部摩擦角は増大することがわかった.

Keyword: 被災ため池, 三軸圧縮試験, 経年変化
GET PDF=06/06008-11.pdf



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.118-119 , 2006

発表番号 企画16-02

Structure of Height wall style fish way and the report of the measurement result of the speed of the water inside the experiment and fish way that release the fish

Mabuti Kazumi [The United Graduate School of Agricultural Science, Gifu University./Yamatatsu-gumi Construction Company]
Itagaki Hirosi [Faculty of Agriculture, Gifu University]

「たて型壁面魚道」の構造と遡上実験・水理実験結果報告

○馬渕 和三 [岐阜大学連合農学研究科/株式会社山辰組]
板垣 博 [岐阜大学応用生物科学部]

高低差の大きな堰堤において魚類を遡上させるには,遠く離れた箇所から折り返しながら高度を上げる形式の魚道が一般的であったが広い面積を要した.設置面積を少なく考慮した螺旋状の魚道も開発されたが,流れが加速して魚道の機能を発揮できなかった.堰堤壁面に直接取り付けることで設置面積を大幅に縮減し,遡上経路をS字状にして流れの加速を防ぐ新型魚道の構造と特長を遡上実験と水理実験を通し生態水理学的に報告する.

Keyword: 魚道, S字経路, 壁面
GET PDF=06/06S16-02.pdf



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.780-781 , 2005

発表番号 8-11

Distribution and activity of microorganism in freezing soil

Watanabe Kunio [Faculty of Bioresouces Mie University]
Ito Misako [Faculty of Bioresouces Mie University]
Muto Yoshiko [Faculty of Bioresouces Mie University]

凍結にともなう土中の微生物の位置と活性の変化

○渡辺 晋生 [三重大学生物資源学部]
伊藤 実沙子 [三重大学生物資源学部]
武藤 由子 [三重大学生物資源学部]

異なる温度のsFDA染色土壌を蛍光顕微鏡で観察した。蛍光発光面積の解析から、土中の微生物活性の含水比・温度依存性が明らかになった。次に、凍結過程における土中の微生物の挙動、数量と活性の変化を調べた。微生物活性は凍土中より未凍土中で高いこと、氷の析出により微生物が高温側へ移動することが明らかになった。温度環境の変化だけでなく、凍結に伴う水分移動が土中の微生物活性に影響を与えている可能性が示唆された。

Keyword: 凍上・凍結, 土壌微生物, 蛍光顕微観察
GET PDF=05/05008-11.pdf



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.118-119 , 2005

発表番号 企-14- 5

Seasonal variation in nutrient concentrations in the middle reaches of the Mekong

Iida Toshiaki [Faculty of Agriculture, Yamagata University]
Shinnosuke Ito [Faculty of Agriculture, Yamagata University]
Somphone Inkhamseng [Faculty of Engineering, National Univeristy of Laos]

メコン川中流部における栄養塩類濃度の季節変動

○飯田 俊彰 [山形大学農学部]
伊藤 慎之介 [山形大学農学部]
Somphone Inkhamseng [ラオス国立大学工学部]

メコン川の水質の現状と栄養塩類濃度および負荷量の季節変動特性の把握を目的とし、ビエンチャンにおいて短い測定間隔で長期的な水質観測を行なった。窒素、リン濃度は総じて低かった。TN濃度は低水期から高水期への移行時に急激に上昇し、乾季に流域に蓄積された窒素が高水期初期の出水によって流出するものと考えられた。TP濃度と流量との間には相関が認められた。また、TNとTPとでは異なるL−Q関係が示された。

Keyword: メコン川, 窒素, リン
GET PDF=05/05S14-05.pdf



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.118-119 , 2004

発表番号 3- 4

Effect of soil moisture condition on scale dependency of solute dispersion coefficient

Ishikawa Shigenori []
Nishimura Taku [Tokyo University of Agriculture and Technology]
Kato Makoto [Tokyo University of Agriculture and Technology]

土壌の水分状態が溶質移動パラメーターのスケール依存性に与える影響

〇石川 重徳 [日本技研株式会社]
西村 拓 [東京農工大学]
加藤 誠 [東京農工大学]

土壌内の溶質移動を表す溶質分散係数の値は,測定スケールに応じて変化する場合がある(スケール依存性).本研究では,土壌の水分状態と間隙構造の違いが分散係数のスケール依存性に与える影響について検討した.その結果,間隙径分布幅が狭い豊浦砂では,土壌の水分状態に関わらずスケール依存性は小さいことが確認された.一方,黒ボク土壌では水分飽和状態で分散係数の顕著なスケール依存性が観察された

Keyword: 溶質分散係数, スケール依存性, 不飽和
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農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.660-661 , 2004

発表番号 8-11

Study of the flow which has the submerged vegetation with the various density

AZECHI Issaku [Dept. of Agricul. & Life Sci., Univ. of Tokyo]
SHIMADA Masashi [Dept. of Agricul. & Life Sci., Univ. of Tokyo]
TANAKA Tadatsugu [Dept. of Agricul. & Life Sci., Univ. of Tokyo]

様々な密生度を持つ水没した植生群を有する流れに関する研究

〇安瀬地 一作 [東京大学大学院]
島田 正志 [東京大学大学院]
田中 忠次 [東京大学大学院]

近年、植生を有する開水路の流れの研究は活発に行われておりその抵抗や乱流構造なども明らかになりつつある。しかし、このような研究のほとんどが植生が一様に配置されている場合を対象としており、現実的とは言いがたい。そこで、実際の水路へ適用できるモデルの開発を目指ざし、まずは様々な密生度を有する植生を有する開水路流れを対象とし、実験及び解析によりその抵抗特性を検討する。

Keyword: 植生を有する流れ, ,
GET PDF=04/0408-11.pdf



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.118-119 , 2003

発表番号 1-6

Water Quality Model of Noda Lagoon

Masayuki Furukawa [School of Environmental Science, University of Shiga Prefecture]
Ryoichi Kaneki [School of Environmental Science, University of Shiga Prefecture]

野田沼内湖の水質モデル

○古川政行 [滋賀県立大学環境科学部]
金木亮一 [滋賀県立大学環境科学部]

野田沼内湖を対象に水質シミュレーションモデルを作成した。水質モデルは、内湖への流入水量および負荷量を推定するモデルと、内湖の水質濃度を推定するモデルの2種類から構成されている。前者はタンクモデルとL-Q式を使用し、後者は生態系モデルを用いた。内湖のCOD濃度を推定したところ、内部生産によってCODが上昇する傾向が再現でき、内部生産がCODの浄化率を下げていると推察された。

Keyword: 内湖, 水質, 生態系モデル
GET PDF=03/0301-06.pdf



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.118-119 , 2002

発表番号 1-28

Characteristics of Rainfall in Khok Krathiam Project Area of Thailand

Yoshito Yuyama  [The Modernization of Water Management System Project]
Phonchai Klinkhachorn [The Modernization of Water Management System Project]
Atthaporn Buddhapalit [The Modernization of Water Management System Project]
Anusak Mujjalinvimuti [The Modernization of Water Management System Project]
Autthaporn Thingthae [The Modernization of Water Management System Project]

タイ国コカティアムプロジェクトエリアにおける降雨特性

○柚山 義人 [タイ国水管理システム近代化計画]
[タイ国水管理システム近代化計画]
[タイ国水管理システム近代化計画]
[タイ国水管理システム近代化計画]
[タイ国水管理システム近代化計画]

水管理システム近代化プロジェクトでは,チャオプラヤデルタ上流東岸域に位置するコカティアム地区において作物多様化を試みている。王室潅漑局の水文データベースと精密雨量計を用いた観測をもとに同地域の降雨特性を解析した結果,降雨の月変動及び年変動が大きいこと,降雨が局所的であること,一般に乾期と認識されている3月の降雨が60mm以上の年が18%もあることが明らかになった。乾期畑作の時期の選択が重要である。

Keyword: 降雨特性, タイ国, 現場報告
GET PDF=02/0201-28.pdf



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp., 1999

発表番号 8-11

廃棄ビニルシートの農道路盤材への活用に関する研究(4)

○上田 真一〔北海学園大学大学院〕
久保 宏〔北海学園工学部〕
北野 隆春〔北野コンクリート(株)〕

現在、農業用塩化ビニルシートが焼却によるダイオキシンの発生でその処理法が問題となっている。また、北海道では凍上対策に必要な良質な砂利、砕石等が枯渇化傾向にあり、新たな代替材料の開発が望まれている。本研究は、使用済み塩化ビニルシートのリサイクル利用と凍上対策用置換材料の枯渇化への対策、この2つの社会的問題を同時解決することを目的として、室内試験及び野外試験にてその適用性について検討を行った。

Keyword: 廃棄ビニルシート, リサイクル, 凍上抑制層材料
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農業土木学会全国大会講演要旨集 pp., 1996

発表番号 8-11

水撃圧現地試験結果の解析−霞ヶ浦用水農業水利事業真壁幹線の事例−

農業工学研究所 栗田吉晴

Keyword: 管水路の流れ, 水撃圧, 非定常流解析
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