環境配慮計画を住民の視点から再構築する試み −国営農地再編整備事業 亀岡中部地区− (農業農村工学会要旨)



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.14-15 , 2015

発表番号 [S2-2]

Case study which reorganized the environmental conservation plan from the angle of the resident - Farmland restructuring projects in Kameoka-chubu -

Saito Mitsuo[WESCO Inc.]・Yamashita Hiroyasu[WESCO Inc.]

環境配慮計画を住民の視点から再構築する試み −国営農地再編整備事業 亀岡中部地区−

齊藤 光男[(株)ウエスコ]・山下 博康[(株)ウエスコ]

国営事業における環境配慮計画は、学識者等の助言を得ながら、それなりの予算と時間をかけ、「技術的に正しい解」として策定されている。しかし、実施段階になって、「地元の多様な声」との「ズレ」から、具体な環境保全対策が実現困難となるケースが多く見られる。国営亀岡中部地区では、地元の多様な声を拾い上げるためのワークショップを開催し、地元住民の視点から環境配慮計画の再構築を試みた。その結果を報告する。

Keyword: 環境保全, ビオトープ, ワークショップ
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.12-13 , 2015

発表番号 [S2-3]

Suboptimal ecofriendly countermeasure in agricultural canals

Watabe Keiji[NARO]・Mori Atsushi[NARO]・Koizumi Noriyuki[NARO]・Takemura Takeshi[NARO]

農業水路における「次善の」環境配慮策

渡部 恵司[農研機構]・森 淳[農研機構]・小出水 規行[農研機構]・竹村 武士[農研機構]

3面コンクリート水路で簡便に行える環境配慮策として,コンクリートブロックの設置による生物相と生息環境の変化を調べた。類似の環境配慮水路における魚類調査の結果,ブロック設置区間は,より自然度の高い環境配慮水路には及ばないものの,3面コンクリート水路よりも魚種数・個体数が多かった。また操作実験の結果,ブロック設置による流速分布の変化により,土砂が堆積しやすくなると考えられた。

Keyword: 農業水路, 魚類, 生態系保全
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.10-11 , 2014

発表番号 [S2-3]

Embedding local socio-cultural contexts into the fish passages for watershed management

Fukunaga Mayumi
[Osaka Prefecture University]

流域に社会文化的文脈を埋め込む:協働参加型流域管理が育む「日常性」

福永 真弓
[大阪府立大学]

本報告では、米国カリフォルニア州の事例をもとに、流域管理政策の生態系管理型への移行がもたらした地域社会の混乱と抗争の先鋭化を、いかにして地域社会の住民が乗り越え、協働参加型流域管理を形成したかについて分析、考察する。環境配慮型政策の背景として必要となる制度設計や地域社会のエンパワメントの形について議論したい。

Keyword: 協働参加型、生態系管理、流域管理, ,
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