食料と環境を考えた次世代地域計画05
食料と環境を考えた次世代地域計画(その2)
食料と環境 − 共生のための必要条件 − (宿題)
Q1. 農業基盤の社会資本とは何か? 考えられるものをいくつかあげ、その役割について簡潔に説明しなさい。
Q2. 世界の食料問題に対して、日本の農学が貢献しうる項目をいくつかあげ、簡単に説明しなさい。
締切: 5月13日(金) 17:00
回答例:
- From: M 2005/04/28 (木) 15:40
Q1:
用水路:川などから離れたところにまで網目状に水路をはることで、川沿いでない農地でも水が利用できるようにする、という役割。単なる農業のための産業設備ではなく、独特の生態系が存在する憩いの場でもある。
私の地元でも最近では、地下水路のポンプ汲み上げ等に取って代わられたために農業用水利用という役割を失っているものの、その生態的価値が見直されて、市民による復元・保護がなされている。
灌水施設:農作物に必要な水を農地に供給する役割。
用水路から引いた水をスプリンクラー等を使って、作物に満遍なく水を与えることを可能にしている。
Q2:
まず経済力のある日本にとって取り組めるであろうはずの問題は、農業経済の分野である。全人類を賄うに十分なはずの世界の穀物生産量のうちの大半が先進国で飼料にされている、という現状の歪みを訴えかけていくのが日本の使命ではなかろうか。食糧問題の解決には、先進国の食生活の見直し・食料流通の構造の見直しが必須である。日本が率先して改善に取り組むことで、世界の手本となれば、少しは現状を変えていけるのではなかろうか。消費大国のアメリカを巻き込んで取り組めばなお効率的である。
もうひとつ、科学技術の発達した国として、労働者にも環境にも負担の小さい農業技術の開発という分野でも、日本が活躍できる期待は大きい。私自身もこうした研究に興味があり、発展を強く願う一人である。
- From: M2 2005/05/04 (水) 10:55
Q1:
a.ダム→農長用水の取水を効率的に行なうために河川をせき止め、用水を貯水、調節する役割。
b.頭首工、取水堰河川やためいけ、湖から農業用水を安定的に取水するため、川の水をせき止めて水位を調整したり、そこから水路に水を入れる役割。
c.排水ポンプ場
河川の水位が這い水路より高くなり、排水路の水が河川に自然に流れなくなった時、河川や海面より低いほ場内の水をくみ上げ、河川に水を流す役割。
d.用水路、排水路
ダムや頭首工から取水した農業用水を、ほ場内に配水したり、ほ場内の水や集落の生活排水などを受け、下流の河川などに排水するとともに、生活用水や人々の憩いの場、生物が行き来する場としての役割。
Q2:
a.世界の砂漠化地帯に、日本の砂丘地帯で研究された灌漑技術を導入し、その地域の食料増産を図る。
b.日本で培った農業用施設の維持管理や、農民組織作りの技術、考え方を広め、よりスムーズな食料生産を図る。
以上です。レポートと作る上で、様々な事を知りました。日本の自給率の低さや、この先中国の経済力が強まり、日本に食料が回ってこなくなったときのことを考えるとぞっとします。それが現に起きているアフリカやアジアでは、本当に悲惨になっていて、その場しのぎの援助だけで無く、根本的な解決策の模索が大切だと改めて感じました。私は文科2類なので、経済学を学びたいと思っていますが、このような問題に経済は密接に結びついていると思います。経済の視点から、世界の諸問題の根本的解決策を探したいです。
- From: I 2005/05/05 (木) 14:31
Q1:
“健全”な農業は人にとって住みやすい環境を形づくり、生態系としての環境をも保全することが可能なのである。効果は多角的なので、水田の増加の効果を例として取り上げることにする。
1・獲得食糧の増加、あるいは収入(コストを考えねばならぬが、効率的であることを前提とする)
2・周囲の大気、または水、土壌の浄化(農薬など逆の効果も有り得るが、方向性は環境を保全する農業であるとする)
3・プランクトン、魚、虫、鳥などが出現し、生態系の発展(2と同文)
4・1,2,3などを含む複合的効果により、人が住みやすい環境の形成(都市と比べて田舎は健康にもよく、住みやすいと大多数の人が考えている様だ)
一概に全ての農業が上記の効果があるとは言えないが、効率的であり今日叫ばれている環境問題の解決の手助けにもなり、なおかつ人が住みやすい環境も作り得るような農業のあり方が提唱されている。
Q2:
一般的に日本の農法はアメリカなどの収奪的農法と違い、自然と人間が共生出来る農法である(実際にそうであるかは甚だ疑問であるが)。その長所を生かし、その農法を他の地域に多少なりとも適合させるのが貢献のひとつであると思われる。またその地域に合った農法を模索研究し、施行することも可能である。日本の農学というものがなんであるか全くといっていいほど無知なのでここからは根拠のない想像でしかない。
日本の農学者、アジア、とくに中国やらを食糧危機から救う。稲作に秀でた土着民族JAPANESEは科学技術も世界最高峰であり、古代から経験からの知恵、科学的見地から立証される農術両方を兼ね備えていた。狭い列島のみで米だけは国民の口を塞いでいる。若い子らのこめ離れにより余った米を貧国へ輸出しているなか、食糧危機の解決には農学技術の輸出が根本的解決になるのではないかと皆思う。中国の稲作に革命を起こした(中部南部ぐらいしか米は栽培されないが)農学者により、中国の飢餓者は激減した(人口も)。続いて睨んだのはタイランドだ。米輸出一位のタイであるが、その大部分は数多の貧農が非効率的に栽培したものであり、また革命によってタイの生活水準は向上した(農村から都市への流入が少なくなればいいな)。続いてベトナム以下同文、続いてインド、インドネシア以下同文。米がアフリカの最貧国に輸出され、世界全体的な飢餓が緩和され日本の妥当な農法により自然破壊も最小限に食い止められたらいいなと思われる。
- From: H 2005/05/07 (土) 13:28
Q1:
@ダム
農業用だけでなく防災、上水用もあり、それらを兼ねた多目的ダムもある。
険しい山地が多く河川が短く急なため、雨が降ってもすぐに海へ流出してしまう日本では特に、用水事業において重要な役割を果たしている。一方で、周囲の生態系に及ぼす悪影響も大きい。
A頭首工(取水堰+取水口)
河川やため池、湖などから必要な農業用水を取るための水利施設である。
川の水をせき止めて水位を調節し、用水路へ水を入れる役割を果たす。
大規模な頭首工では小水力発電を行っているところもある。【例】岡山県新田原井堰
B揚水機場
水路より高い場所にある農地へ水を揚げるポンプ場のこと。
用水路の下流まで流れた水を汲み上げ再利用したり、谷底の川から台地の上の農地へ水を揚げたりする。
C用水路・排水路
網目のように張り巡らされ、田畑に農業用水を運ぶ。水循環系を形成。防火や消雪、景観保全の役割も果たす。生活用水としても用いられ、人々の憩いの場にもなる。コンクリートが張られていなければ水生昆虫や魚の住みかや生物の通り道としての役割も果たす。近年では水路に沿いに散策道や親水公園などを整備し観光スポットを形成している地域もあり、農村地域の活性化にも貢献している。
【例】栃木県那須野が原,山形県寒河江川下流地域
Dため池
農業用水や生活用水を貯めておくために人工的につくられた池である。古くはため池造成とともに新田開発が行われた。景観保全や観光資源の役割も果たすほか、気温を緩和することも最近の調査でわかった。
E潅水施設
スプリンクラーなど、農作物に水をやる施設。スプリンクラーは回転しながら散水することでまんべんなく作物に水を与えられる。
F農業用道路
vでこぼこだった道を整備することで車や大型機械の農地への乗り入れが可能になる。農業生産の基盤であり、生活基盤でもある。輸送時の振動を減らし、輸送時間が短縮されることは、特に痛みやすい果物の出荷などを容易にする。一般車の乗り入れが可能になることは、都市と農村の交流の活性化にも繋がる。
このように農業基盤の社会資本の役割を考えると、これらを環境保全を配慮しながら整備することは、新しい農地の開発、生産効率化、経営規模の拡大、それに伴う労働時間の削減と生産コストの削減、農村の活性化をもたらすと考えられる。
《参考資料》
パンフレット 「次の豊かさへ」 (日本農業土木総合研究所)
パンフレット 「農業・農村の整備」 (全国水土里ネット)
Q2:
世界の食糧問題と一口に言っても、環境問題が主に起因になっているもの、社会問題が背景になっているもの、先進国で起きている問題、発展途上国で起きている問題など、さまざまである。食料の分配が平等に行われずに飽食の国と飢餓の国とが生じてしまっていることも大きな問題だ。その中でも日本の農学が特に貢献できることは発展途上国の農業の発達を促すことだと考える。以下、具体例をあげる。
@ 農業基盤の整備
Tで調べたことからも明らかなように、安定した収穫を得、飢餓状態から脱すには農業基盤の整備が必要不可欠である。日本は国際協力をする際に高度な技術を用いようとすることが多く、結果、高性能すぎるものをつくり、援助をうけた国独力での維持が困難になってしまうことがあるという話を聞いた。日本は、自国で安く容易に使用、維持でき、原始的だが(例;簡易井戸,足踏み式ポンプ等)極力使用効果の高い設備、技術の提供をしていくべきだと思う。
A 品種改良
貧しい土地でも容易に耕作でき、病気や乾燥に強く、安定した収穫が得られる食物・品種の開発。
また、米は莫大なアジアの人口を支えていることからもわかるように、小麦など他の主食になる穀物と同量でより多くの人口を養うことができる。よって気候が適していれば米作りを奨励してみるのもよいと思う。(ただ、その国の文化をあくまでも重視するべきだとも思うが)
B 農業可能地域を増やす
荒廃した土地を復活させる方法を考える。土地に負担をかけない農業の指導を徹底させる。
しかし、これらの社会基盤の整備や技術・資金援助は日本が行っても、あくまで農業を持続的に発展させていく主体となるべきは現地の住民である。日本の農学は、発展のきっかけをサポート、さらにそれを持続させるためにサポートし、やがてその国が自力で自給作物を安定して収穫できるようにならなければならない。
そのために、上記@ABと同時に以下のことも重要な日本の農学が貢献しうることだと思う。
C 現地人の農業指導者の育成
D 村人全体への農業指導・農業組織の結成の指導
また、発展途上国が商品作物ばかりを栽培し、自国で自給作物を十分に栽培できないのは、先進諸国に経済的に従属させられ、モノカルチャー経済に支配されている、というのが大きな原因の一つである。それを考えると、日本が農業・農村を振興させ、自給率を上げることによって、他国の食料、農地、水を蝕まないようにすることも日本の農学が世界の食糧問題に貢献できる重要なことではないかと思う。
《参考資料》
パンフレット 「農業・農村の整備」 (全国水土里ネット)
- From: A 2005/05/09 (月) 9:59
Q1:
「農地」農作物を作り出すための場所としての土地また、土壌
「農業用水」農作物を育てるために必要な水、また生産された農作物に含まれる水分
「農村」農業を担う人々の生活の場、また農業に関する知識が伝えられる場
Q2:
・循環型社会の構築。バイオマスを利用した循環型社会を目指すことで資源を有効利用できる。またバイオマスによる温暖化防止が、地球温暖化が農業に与える悪影響を防ぐことにつながる。
・土壌浸食や洪水防止など、災害対策となる環境を形成することで農地の保全がはかることができる。
- From: I 2005/05/12 (木) 18:13
Q1:
@ダム・・・農業用水の取水を効率的に行うため河川をせき止め、用水を貯水・調節する。また、防災や浄水用を兼ねた多目的ダムもある。
A頭首工・・・河川やため池、湖などから農業用に必要な水をとるための水利施設。頭首工とは、川の水をせき止めて水位を調整する「取水堰」とそこから用水路へ水を入れる「取水口」とを併せた施設の呼び名。
B用・排水路・・・ダムや頭首工から取水した農業用水を下流のほ場まで配水し、ほ場内の水や生活排水等を受け、下流の河川等へ排水。
C潅水施設・・・農作物や草木に水を与えることを潅水という。作物に水を与えるため、農地内にスプリンクラーやパイプなどを設置して使います。スプリクラーは回転しながら散水し作物にまんべんなく水を与えています。
D農道・・・農道とは、農業用道路の略。狭く、でこぼこだった道を整備することで、車や大型機械の乗り入れが可能になる。その効果として、大規模な農業が可能になる。また、産地から市場までの輸送が容易になり、消費者に新鮮な農作物を届けることができるようになる。
Q2:
@砂漠化の進行を抑える
…地球全体の人口は既に60億人を超え、2015年には71億人、2050年には93億人を超えるとの予測があり、100億人を支えるためには40億ヘクタールの耕地が必要とされる(現在の耕地面積は約15億ヘクタール)。さらに今後の耕地拡大はより痩せた、感慨の難しい劣等地に拡大せざるを得ない。他方で過放牧など過度の草地の利用、地下水の過度のくみ上げによる塩類集積、灌漑の失敗などにより砂漠化が進行しており、牧草地を中心に約35億ヘクタールが潜在的に砂漠化の危険性を持つとされる。将来にわたって安定した食料を確保するためには、開発途上国などが無理な耕作を行って環境を破壊することないように、日本が必要な知識を与えるなどの協力を行わなければならない。
- From: K 2005/05/12 (木) 21:51
Q1:
・ダム
治水・利水・砂防などのために、河川・渓流などを堰き止める構造物
・頭首工・取水堰
河川・溜め池・湖などから農業用に必要な水を取るための水利施設
・揚水機場
水路より高い場所にある農地に水を揚げるポンプ場
・用水路・排水路
田畑に水を行き渡らせるための水路
・水路橋
川や谷を越える水路のために作られた橋
・分水工
いくつかの受益地に向けて用水路の水や湧き水を公平に行き渡らせるための施設
・溜め池
用水を溜めておくための池
・灌水施設
農作物や草木に水を与えるための設備
・排水機場
排水路に入ってくる水を強制的に排水するポンプ場
・農道
車や大型機械の乗り入れを可能にする農業用道路
Q2:
・品種改良の技術の開発及び伝播
日本の高い技術力を活かして、病気や寒暖に強い品種を開発し、それを世界に広めることによって世界規模での農業生産力の上昇を図る
・効率の高い水利設備などの技術の伝播
飢饉に苦しむ途上国に対して技術的な援助を行い、より高い効率で農業生産が行えるようにする
- From: K 2005/05/13 (金) 9:57
Q1:
1.農地 ;土地改良、農地保全、地すべりなどに対する防災などを行う。農業の第一の基盤であるといえる。
2.農業用水 ;ダム、楊水機材、用・排水路、ため池、潅水施設など。農作物の生育には1000倍の水が必要。
3.農村 ;農道、排水施設など。農作物を円滑に生産、流通させるためのインフラ。
Q2:
先端技術を生かした農業の実践、指導;いずれいまのままでは食糧生産が人口に追いつかなくなると思われる。先端技術をいかし、農業せいさんを効率的にして、さらに環境に配慮した生
産サイクルを作る。
- From: K 2005/05/13 (金) 10:07
Q1:
ダム:農業用水の確保のほか防災等の役目も果たす。堰堤の高さが15m以上のものをダムと呼ぶ。
用・排水路:田畑に水を運ぶ水路、生活用水なども運ぶ。生物の生息の場でもある。
農道:農業用道路のこと。農道の整備が進むことで、物資の輸送がスムーズになる。
Q2:
農業用のインフラの整備:技術のレベルが高くない国に対して行うとよいと思う。
農学に関する教育:ただ、日本の技術を他国に施すだけでなく、教育によってその国にすんでいる人自身が様々なことをできるようにするべきだと思う。
- From: S 2005/05/13 (金) 15:09
Q1:
(1)ダム、ため池:農業用だけでなく防災や上水、発電などに使われる水を貯める施設。山間部の谷をせき止めて作られる。基礎基盤から堤頂までの高さが
15M以上のものをダムといい、それ以下をため池と呼んでいる。ため池は日本各地に昔から点在し、中には基準によってダムと見なされているものもある。
(2)頭首工、取水堰:河川やため池、湖などから農業に必要な水をとるための水利施設。取水堰で水位を調整し取水口で水を用水路に入れる。これらをあわ
せて頭首工と呼ぶ。
(3)揚水機場:水路より高い場所へ水を揚げるポンプ場のこと。台地など井戸を掘らなければ水の得られない土地にも水を送れる。また、下流まで流れた水
を再利用するためのものもある。
(4)用・排水路:田畑への水や、田畑から流れる水の道路のような存在。単に水を運ぶだけでなく、水生昆虫や魚などの生物のすみかや行動範囲にもなる。
また、生活用水として使ったり、憩いの場としても利用される。田畑を用水路によってうまくつなげることは水の効率の良い利用に役立つ。
(5)水路橋:水を谷や川を超えて送るための橋。人が上を通れるものも多い。世界各地で昔からみられ、中には数百年を超えて使われ続けているものもある。
(6)分水工:水を各田畑に広さなどに応じて公平に分けるための施設。ちいさい島国など有効な河川がなく水が貴重な地域では特に大事な施設で、集落ごと
に組合を作って分水工を管理するような例は多い。そういった地域では雨が少ない年などは水の量を巡っての争いなども起きる。そのため、分水工の組合には
厳しい掟がある場合が多い。
(7)灌水施設:農作物に水を与えることを灌水という。スプリンクラーやパイプを設置して使う。スプリンクラーはアメリカなど大規模な農業が行われてい
る地域でよく見かけられる。
(8)排水機場:排水路を流れてきた水を河川などに強制的に排水する施設。高低の関係で水が自然に排水されなくなったときにポンプでくみ上げて水を流す。
(9)農道:農業用道路のこと。舗装されていれば大型の機械も乗り入れができるようになる。農業生産の基盤ともいえる。
Q2:
(1)資金援助:やはり、日本が持つのは世界二位の経済力であり、世界からも資金的に援助するこが求められている。資金援助にはいろいろ方法があるが、
発展途上の国に対して、単純に農業分野に資金を提供して農業の効率化を目指すだけでなく、国が豊かになるように支援した上で人口が増えなくても経済を支
えられるような仕組みを作ることが必要だと思う。
(2)技術提供:食料問題とは単に食料が足りないだけでなく、水の不足や環境との調和も含めたものと考えることができる。その立場からすれば、工場での
農作物生産のような農業の工業化だけでは十分に問題を解決することはできない。これから必要になるのは野菜工場だけでなく(もちろん、一つの有効な手段
であるが)地面の上の田畑であると思う。そういった角度から考えると水や土地の効率的かつ環境になじんだ農業技術が必要であり、研究によって得た技術を
世界に普及させることも日本にできることではないだろうか。
(3)国民の意識改善:日本はそれだけでみても世界の食料消費の一部を占めている。つまり、国民の食に対する考え方を変え、無駄の少ない食料消費が実現
すればわずかであっても世界の食料事情の改善は見込めるだろう。さらに、そういった日本の姿を海外に示すことで先進国全体での無駄が減れば多少なりとも
よくなるかもしれない。また、同じ理由で世界に目を向け世界に見習うことも重要である。
参考資料
次の豊さへ 日本農業土木総合研究所
- From: T 2005/05/13 (金) 16:06
Q1:
農業のためには、第一に水を確保する必要がある。農業用水を備蓄するだけでなく、発電なども可能な多目的ダムがあれば、資源を有効に活用できると思う。しかしその建設の際に、過剰な開発が行われて、周囲の環境に悪影響を及ぼすことは避けなければならない。大規模なダムでなくても、日本で古来から利用されてきたため池も重要な農業用社会資本である。同時に、灌漑施設や排水施設も整備される必要がある。
農道の整備によっても、地域の産業を発展させる可能性が広がるだろう。
Q2:
日本の農業が生産性を上げ、他国からの輸入に頼る現状を改善することが、他国のモノカルチャー経済や食料不足を改善することにつながると思う。もちろん、急激な転換は相手国の経済を不安定にさせるから、漸進的な改善が望まれる。
また、日本の農学の優れた技術(環境保全の点など)を、他国に情報提供することで、他国の環境保全技術が発達し、結果的に持続的な農業生産が可能になるのではないだろうか。
- From: H 2005/05/13 (金) 15:36
Q1:
ダム:発電・利水・治水を目的とする。
用水路:河川からポンプや堰で取水した水を農業用水に配水。戦後は生活用水・工業用水にも利用。多様な生物の生息の場でもある。
ため池:水田などの灌漑用に水を溜めておく人工の池。多様な生物の生息の場であり、気温調整機能も持つ。
農道:農作業のために整備された道路。農村の生活基盤としても重要。
他に、頭首工・取水堰・揚水機場・排水路・排水機場・水路橋・分水工・潅水施設などがある。
Q2:
遺伝子操作による品種改良
先進国に対して:健康問題の解決・安全性の確保・食生活の改善。
途上国に対して:多収量品種の開発=世界的に広まる可能性のある食料不足の解決。
*遺伝子操作による人体への影響の問題
肥料・農薬の開発:環境汚染問題への対応。
- From: M 22005/05/14 (土) 1:16
Q1:
ダム。1.洪水時に川が氾濫し、下流の民家や水田が破壊ざれないように水を調節する役割がある。2.その逆として雨が降らない時期にも水田に一定の水を供給亜うんかんがtできるよう水を貯蓄する役割がある。3.すいりょく発電を行い、村や都市に電力を供給する役割がある。
水田。1.多くの農村の主要な農産物である米を効率よく作ることができる。 2.水田ないでかなりの光合成が行われるため、CO2がかなり吸収れる、また多くの微生物の住処となり環境の保全にたくだつ。 3.水田に水を供給し、水田内をまわすことによってみずがきれいになる浄化作用がある。
Q2:
1.品種改良による、生産可能地域の拡大や生産量の増加。日本の高度な技術を生かし、寒冷地域や乾燥地域など本来ならば農業生産が不可能なところでも生産を可能にすること、また単位面積あたりの収穫量をふやすことで農業の総生産量の向上を目指すことが出きる。
2.研究を通して新たな農業技術をうみだし、発展途上国に無償で技術提供することにより、貧困、飢餓をなくしていくことを目指す。
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環境地水学研究室,
生物・環境工学専攻,
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Update by mizo (2005.6.10)