ツンドラ土壌調査報告(写真集)

期間:1997.8.10-8.22
場所:ロシア・ティクシ(レナ川河口)
プロジェクト名: GAME-siberia (http://www.ihas.nagoya-u.ac.jp/game/)

by mizo(1997.9.1)


1-9: 10-19: 20-29: 30-39: 40-49: 50-59: 60-69: 70-79: 80-89: 90-99: 100-109: 110-119: 120-129: 130-139: 140-149: 150-159: 160-169: 170-179: 180-189: 190-199: 200-109: 210-219: 220-233:

コメント

土壌の世界は奥が深い。余りにも自分が土壌について無知であったことを反省して 帰国してから「永久凍土」「土壌学」「土壌生成学」などの教科書を読んでいるう ちに報告が遅れてしまいました。詳細な報告は別の機会に譲るとして、新鮮なうち に感心した項目をいくつか列挙しておきます。コメントや質問などを頂けたら幸い です。

1.夏でも約40cm以下は土が凍っていた >> おお、これが永久凍土か!!

2.それでもコケやスゲなどの植生があった >> 植物はなんてたくましいのだ!

3.植生の下には泥炭のような土壌があった。
  またベントナイトのような灰色の重粘土も出てきた。
  >> 一体どうして土壌ができるのだろう? 土壌生成は本当に不思議だ!?

4.永久凍土が不透水層になり地表面は排水不良の水田のようだった
  >> 超耐寒性のイネなどが育ったら面白いだろうな。

5.ツンドラ特有の「構造土」を見た。 >> どうしてできるのだろう??

6.地球環境を考える上で、農学サイドから目の届かないツンドラなどの土壌の 研究はやっぱり重要だな。  >> とうとう火星研究の時期到来か!
  http://soil.en.a.u-tokyo.ac.jp/~mizo/essay/kasei.html

などなど。

まだ整理は不十分ですが、ツンドラ調査の写真集をWEBページに掲載してお きます。土壌生成などについての議論の材料にご利用頂けたら幸いです。
tundra.html


by mizo(1997.9.1)