土壌断面調査と土壌サンプリング

教科書 p.7-16

集合

場所:東京大学附属多摩農場 本館前 (地図)
日時:2000年5月18日 1時
雨天:中止、不明な時は関の携帯電話に問い合わせる

概要

東京大学附属多摩農場にて、土壌断面調査と土壌サンプリングを行う。サンプリングした試料は、その後の以下の実験にて使用する。

各班で一つずつ観測孔(ピット)を掘り、教科書にしたがって土壌断面調査と土壌サンプリングを行う。

用意するもの

3個の孔を掘るための道具リスト

準備物数量主な用途、備考
スコップ6本孔を掘る
移植ごて3個試料採取の際に土を削る
100cc 定積サンプラー24個乾燥密度測定用試料を採取する
ビニール袋100枚撹乱試料を採取する
木槌2個土が硬いときに、サンプラーを押し込む
2cm 厚くらいの木板2個同上
カッター4個サンプラー上下の土を整形する
包丁4個試料採取
山中式硬度計3個硬度を測定する
カメラ1個断面の写真その他の記録
記録用紙3セット測定値を記録する
野帳3冊記録する
土壌断面調査表6枚土壌断面図を記録する
画板3個断面調査表の台にする
筆記用具若干記録する
マンセル土色帳1冊土色を特定する
巻尺3個ピットの位置を測量して記録する
スケール3個表面からの深さを測定する
スケール台3個スケールを支える
ひも1巻撹乱試料を入れる袋をしばる
ビニールテープ10個サンプラーの蓋を閉める
はさみ6個ビニルテープを切る
ガムテープ3個梱包する
油性ペン6個サンプラーにサンプルの深さ等を記録する
軍手50個手を守る
ぼろ布若干包丁等を拭く
長靴人数分圃場に入る時に履く
かっぱ人数分雨対策
工具箱1セット緊急時のため
救急箱1セット緊急時のため

土壌断面調査項目

土壌断面調査法は、教科書に準ずる。ただし、p.12 の「断面の記録と撮影」(2)測定項目に関しては、以下の項目のみとする。

サンプリングする土壌試料

乾燥密度、含水比、飽和透水係数測定用不撹乱試料

100cc 定積サンプラーにて採取する。深さ 5〜10 cm, 25〜30cm, 45〜50cm から、それぞれ3つずつ、合計9個。

下の写真は、試料採取に用いる器具である。この道具に、さらに油性ペンが加わる。

含水比、粒径分布測定用撹乱試料

ビニール袋に 200g 程度採取する。深さ 50cm まで 5cm 間隔で3つずつ、合計30個採取する。

レポート課題

参考

1999年10月26日に環境地水学研究室が行った多摩農場におけるサンプリング現場の写真を何枚か紹介する。


孔を掘っている写真


断面を観察している写真


試料を採取している写真

土が硬いので、サンプラーを土に押し込むために体重をかけています。

昨年の写真も、見ることができる。


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